
樹齢400年のケヤキに囲まれた、どう見ても武家屋敷なカフェ
会津若松市に、夏のわずか11日間だけオープンするカフェがあります。
見た目は、どう見てもお堀と石垣に囲まれた武家屋敷。樹齢400年のケヤキに囲まれ、ここで珈琲を淹れているのは、鎌倉公方の血を引く足利家の一族です。
2020年に一度閉じた店が、6年ぶりに戸を開ける。今年の夏、8月20日を過ぎたら、次にいつ開くのか誰も約束できません。会津に行く予定がある人は、この日程だけ先にカレンダーへ書き込んでおいてください。
11日間しか開かない理由

11年続いたカフェが、2020年に灯りを消しました。理由は説明するまでもない、あの病理が猛威を振るった年です。常連だった人たちは、蔵の扉が閉まったまま冬を越すのを、何度も見たはずです。
動いたのは、18代目当主の次男・足利森さん。会津に人の流れを取り戻したい、その一心で、たった11日間の再開を決めました。期間を短く区切ったのは、中途半端に開けるより、一度きりの熱量で迎えたかったからでしょう。 蔵の扉がまた開く。それだけの話が、地元にとってはちょっとした事件です。
奥さまが焼くタルトの話
看板は「季節のフルーツタルト」。8月なら、桃か、あるいはブルーベリーか。会津は果物が強い土地なので、その日いちばん良かったものが乗ると考えていいと思います。
この店で供されるスイーツを焼くのは、森さんの奥さま。パティシエとして腕を磨いてきた人です。
400年のケヤキが落とす影の下で、これを食べる──。それが想像できたなら、もう予定を空けにかかっちゃっていいと思います。

行く前に確認しておく3つのこと
今日のうちに3つだけやっておきましょう。1、 8月10日から20日、11時から16時。この時間帯を旅程に確保する。2、 公式Instagramをフォローして、当日の焼き菓子情報を拾えるようにしておく。3、会津若松駅から車で20分ほど、河東町の広田エリア。カーナビに住所を入れておくと当日迷いません。
ついでに、会津で行ってよかったと報告されているほかのお店も調べて、この旅程に組み込めば、完璧な夏休みが過ごせます。
DATA
氏季カフェ(しきカフェ)
●開催期間:2026年8月10日(月)〜 8月20日(木) ※11日間・期間中無休
●場所:福島県会津若松市河東町広田字田中原5(足利ギャラリー敷地内)
●営業時間:11:00 〜 16:00
●主なメニュー:季節のフルーツタルト、手作り焼き菓子、各種ドリンク(テイクアウト可)




































