
札幌の夏は、爽快な昼はもちろんのこと、日が落ちてからの夜も同じくらい、あるいはそれ以上に魅力的です。大通公園にビールの泡が並び、太鼓の音が遠くから聞こえてきて、テレビ塔の明かりが空にすっと伸びる──。夕食だけでホテルに戻るには、ちょっと惜しい夜です。今回は、つなぐ旅編集部がおすすめする、札幌・夏の夜の過ごし方5選を紹介します。
まっすぐ帰るなんて無理! 夏中開催の「さっぽろ夏まつり」が呼んでいる!


夏の札幌を夜まで遊び尽くすなら、「さっぽろ夏まつり」がおすすめです。大通公園では、国内最大級の札幌大通ビアガーデンが開催され、冷えたビール片手に夏の夜風を満喫できます。夕方になると、仕事帰りの人や観光客が少しずつ席を埋め、街の真ん中が大きな屋外酒場のような雰囲気に。8月に入って行われる北海盆踊りは、観光客も地元の人も一緒になって輪に加われるのが魅力です。狸小路では狸まつり、すすきのではすすきの祭りも重なり、大通、狸小路、すすきのを歩いてめぐれば、夏の一夜がぐっと特別になります。
さっぽろ夏まつり
DATA
●開催期間:2026年7月23日~8月18日
・福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン 2026年7月23日~8月18日
・北海盆踊り 2026年8月13日~8月16日
・第73回狸まつり 2026年7月23日~8月18日
・第62回すすきの祭り 2026年8月6日~8月8日
●URL:https://www.sapporo.travel/summerfes/
大通公園をまっすぐ見晴らす、札幌夜景の定番「さっぽろテレビ塔」


大通公園の東端に立つ「さっぽろテレビ塔」は、札幌中心部の夜景を気軽に楽しめる定番スポットです。地上約90mの展望台からは、東西にのびる大通公園や、札幌駅方面、すすきの周辺の明かりを一望できます。夏まつりの時期には、ビアガーデンでにぎわう大通公園を上から眺められるのも魅力。地上で祭りの熱気を楽しんだあと、展望台で涼みながら街の光を見下ろせば、札幌の夜をもう一段深く味わえます。
さっぽろテレビ塔
DATA
●住所:北海道札幌市中央区大通西1丁目
●営業時間:9:00~22:00(展望最終入場21:50)
●定休日:臨時休業あり
●料金:展望台 大人1200円、小・中学生600円
●電話:011-241-1131
●URL:https://www.tv-tower.co.jp/
毎晩でも通いたい! もはや札幌ナイトスポットの新定番!「ODORiBA 大通バル」


2025年秋にオープンした「4PLA」地下1階の「ODORiBA 大通バル」は、大通の新しい夜の寄り道スポットです。天井高約5.5mの開放的な空間に、海鮮、餃子、中華、韓国料理、クラフトビール、パフェなど8店舗が集結。共通席「オドリバ席」では、対応店の料理やドリンクをモバイルオーダーで注文できるため、気になる店の味を少しずつ楽しめます。大通ビアガーデンで盛り上がったあと、もう一杯飲みたいときにもぴったりです。
ODORiBA 大通バル(4PLA)
DATA
●住所:北海道札幌市中央区南1条西4丁目1番地1 4PLA地下1階
●営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00) ※coffee mafia 札幌は8:00~
●定休日:施設に準ずる
●アクセス:札幌市営地下鉄「大通」駅直結
●URL:https://4pla-sapporo.com/odoriba/
疲れほどける和の夜が一番の思い出になる「定山渓夏灯路」


にぎやかな大通やすすきのから少し離れて、静かな夜を選びたい日もあります。そんなときは、定山渓の温泉街へ。提灯や行燈のやわらかな光が坂道ににじむ「定山渓夏灯路」は、中心部とはまったく違う夏の札幌の夜を見せてくれます。2026年、定山渓温泉の開湯160周年を機に始まった新しいナイトイベントで、定山源泉公園や岩戸観音堂、足のふれあい太郎の湯など、4つのスポットが提灯や行燈のやわらかな光で彩られます。湯けむりが漂う坂道をたどれば、昼間とは別世界のような落ち着いた表情に出会えます。定山渓神社の夜間拝観は宿泊者限定ですが、温泉街の灯りを巡る散策は誰でも楽しめます。にぎやかな市街の夜とはひと味違う、しっとりした夜の寄り道におすすめです。
定山渓夏灯路
DATA
●住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目(定山渓神社)ほか
●開催期間:2026年6月1日~10月31日
●開催時間:6~8月 19:00~21:30/9~10月 18:00~21:30 ※最終入場21:15
●会場:定山渓神社、定山源泉公園、岩戸観音堂、足のふれあい太郎の湯ほか
●料金:無料 ※定山渓神社の夜間拝観は定山渓エリア宿泊者限定
●電話:011-598-2012(定山渓観光協会)
●URL:https://jozankei.jp/natsutouro/
足をのばしてロマンチックまで行こう。「札幌もいわ山ロープウェイ・藻岩山山頂展望台」


札幌の夜を少し特別にしたいなら、藻岩山まで足を延ばしてみるのをおすすめします。ロープウェイとミニケーブルカーを乗り継ぎ、標高531mの山頂展望台に立つと、目の前にさっきまで歩いていた大通やすすきのの明かりが、遠くで小さくまたたいて見える大パノラマが広がります。山頂には「恋人の聖地」に認定された「幸せの鐘」もあり、鐘を鳴らして記念撮影を楽しめます。夜景を眺めながら食事ができるレストランもあり、夏は22時まで営業しているため、夕食後のナイトアウトにもおすすめです。天候によって見え方が変わるので、出発前に公式サイトで運行状況を確認しておくと安心です。
札幌もいわ山ロープウェイ・藻岩山山頂展望台
DATA
●住所:北海道札幌市中央区伏見5丁目3-7
●営業時間:4~11月 10:30~22:00(ロープウェイ上り最終21:30)
12~3月 11:00~22:00(ロープウェイ上り最終21:30)
●定休日:年末年始、整備点検期間 ※悪天候時は運休の場合あり
●料金:ロープウェイ+ミニケーブルカー往復 大人2100円、小人1050円
●電話:011-561-8177
●URL:https://mt-moiwa.jp/facility/st-summit/observation-deck/
札幌の夏夜は、魅力的な選択肢が想像するよりずっと多いです。にぎやかに過ごす夜、食後の一杯を楽しむ夜、ロマンチックな夜景に、少し静かに過ごせる和の灯り。 まずは宿泊地と天気を見ながら、「街なかで楽しむ」か「少し足を延ばす」かを決めてみてください。夏の札幌は、夜風の中を歩くだけでちゃんと旅になります。
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