特集

世界遺産のライトアップや花火、釣りに郷土芸能で冬を満喫! 今だけのイベントを楽しむ東日本周遊の旅

今回ご紹介するコースは、この冬に開催されるお祭り、イベントを中心とした東日本の冬を満喫できる内容となっています。古くからその土地に継承される祭り、伝統を体験、景色を実際に見に行きましょう。日付が限定されているものもあるので、周遊する際は日付や時間を確認して計画してみてください。また、積雪量によって交通機関に影響が出ますので、事前の確認をおすすめします。

新高岡駅からスタート、北陸新幹線で大宮駅まで南下し、東北新幹線に乗り換えて盛岡駅へ向かいます。あとは東北新幹線、北海道新幹線と在来線を使って北上するコースです。南砺市・相倉合掌造りや盛岡市・岩洞湖エリアへは、新高岡駅と盛岡駅からバスで移動するので、事前に行き帰りのバスの時間を調べてから向かうことをおすすめします。特に岩洞湖周辺は本州で最も寒いエリアとされているので、防寒を徹底して行きましょう。

世界遺産&日本の重要文化財の季節限定ライトアップは必見! 南砺市「相倉合掌造り」

©奈雲 誠

世界文化遺産の合掌づくり集落に象徴されるように、郷愁感のある里山風景が広がる南砺市。8つの町・村が合併したこともあり、現在も、旧町・村それぞれの特色ある地域文化やその地ならではの風景が楽しめます。北陸の中でも雪の多い地域で、雪解けの3月半ばまでは幻想的な風景を見ることができます。特に相倉合掌造り(写真)の雪のシーズンに開催されるライトアップは、一生に一度は見ておきたい美しさです。

南砺市の冬イベントはコレ!
相倉合掌造り集落ライトアップ「雪原に浮かぶ日本の原風景」
 南砺市にある五箇山(ごかやま)、相倉(あいのくら)合掌造り集落では、季節ごとにライトアップイベントが開催されています。2月18日(土)・19日(日)には、「雪原に浮かぶ日本の原風景」をテーマにライトアップを実施(写真、駐車料金500円/普通・軽四車1台につき)。雪景色と合掌造り集落が作りだす絶景を楽しめます。ライトアップは日暮れから21時までです。「五箇山の相倉合掌造り集落」は江戸時代ごろに作られた合掌造りが現存している集落のことで、現在でも20棟の合掌造り家屋が残っていて見学や宿泊ができる施設もあります。

DATA

住所:富山県南砺市相倉611
WEB:相倉合掌造り保存財団
開催期間:2月18日(土)・19日(日)

本州一の厳寒を誇る東北でも有数のワカサギ釣りスポット、盛岡市「岩洞湖氷上ワカサギ釣り」

レトロな雰囲気の残る城下町、盛岡市。歴史ある街並みを散策したり、盛岡冷麺やじゃじゃ麺、わんこそばなどのご当地グルメ「盛岡3大麺」でも知られていますが、冬の盛岡の人気観光の一つが「岩洞湖氷上ワカサギ釣り」(写真)です。本州で一番寒い場所は、実は岩手県盛岡市にある岩洞湖エリアだそうで、中心部とは10℃以上も違うことも。最低気温―20℃以下・無風・高湿度なので、運がいいと「ダイヤモンドダスト」が見られるかもしれません。

盛岡市の冬イベントはコレ!
岩洞湖氷上ワカサギ釣り
 本州一の厳寒地・盛岡市玉山区の岩洞湖では、凍った湖面に穴を開けて釣り糸を垂らすワカサギ釣り(写真)を、子供から大人まで楽しむ事ができます。毎年1億粒から2億粒のワカサギの稚魚(卵)を放流しているため、魚影も濃く、大小、無数の群れとなっているのが特徴です。時期は湖面が氷結する1月下旬から3月下旬で、岩洞湖レストハウスには駐車場やトイレも完備されており、釣り券販売や道具レンタルが行われています(入場料は高校生~74歳600円、小学生以下は無料ほか)。釣るポイントは時期によって変動し、1月は岸近くの水深5~12m、2月は沖で水深15~20m、3月は再び岸近くが狙い目。たくさん釣れた時には、岩洞活性化センターで買い取ってもらうこともできます(要事前確認)。岩洞湖に並ぶ氷上ワカサギ釣りのテントの眺めは圧巻と、日本全国からワカサギ釣りを目的に多くの人が訪れます。

DATA

住所:岩手県盛岡市薮川字外山(岩洞湖)
WEB:岩洞湖氷上ワカサギ釣り
開催期間:~3月下旬

八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能、国の重要無形民俗文化財・八戸市「八戸えんぶり」

青森県の南東部に位置し、太平洋に面している八戸市。国指定の「蕪島(かぶしま)ウミネコ繁殖地」を含む、三陸復興国立公園や種差海岸では多彩な景観が楽しめるほか、魅力的な観光スポットが点在しています。港町として発展した街である八戸は日本有数の漁獲高を誇り、「八食センター」では、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が手に入ります。そんな八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能、国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」(写真)が3年ぶりに開催されます。

八戸市の冬イベントはコレ!
八戸えんぶり
 「えんぶり」とは田をならす農具「えぶり」や、「いぶり」(ゆすぶり)に由来すると言われ、起源は伝説も含め様々な説がありますが、鎌倉時代の始め、南部氏の祖・南部光行(なんぶみつゆき)が奥州の地にやってきた頃に始まったというのが通説とされています。奥州で迎える初めての正月、酒の勢いで抜刀乱舞となった家来たちの騒ぎを、機転を利かせた農民・藤九郎(とうくろう)がにぎやかに田植歌を歌い、農具を手に持って踊ることで治め、これがえんぶりの起源だといわれています。その後、明治時代に入ると、えんぶりがいかがわしい習慣であるとして禁止されましたが、当時の有力者・大沢多門によって長者山新羅神社の「豊年祭」という形で復活を遂げ、現在に至ります。毎年2月17日の早朝にえんぶり組が長者山新羅神社に集まり、本殿の前でえんぶりの摺り(すり)の「奉納」が行われ、「えんぶり行列」が八戸市中心街まで練り歩きます。そして、えんぶり組が中心街に到着すると行われるのが「一斉摺り」(いっせいずり、写真)。中心街に集結した30数組のえんぶり組による一斉の舞は圧巻で、数あるえんぶり行事の中でも最大の見どころの一つとなっています。2月17日(金)~20日(月)まで、八戸市内の各所であらゆるえんぶりが行われるので、八戸に訪れる際はこの祭りの時期に合わせるのがおすすめです。

DATA

住所:青森県八戸市長者1丁目6−10(長者山新羅神社)ほか
WEB:八戸えんぶり
開催期間:2月17日(金)~20日(月)

イルミネーションや冬花火など幻想的な雪景色をさらに満喫できる、函館市「はこだて冬フェスティバル」

函館と言えば夜景やノスタルジックな街並み、新鮮な北海道グルメなど魅力が尽きない観光名所が多いですが、228日(火)まで開催されている「はこだて冬フェスティバル」(写真)は、特に異国情緒あふれる函館の街並みが光輝く幻想世界を創り出す冬の特別なイベントです。市内各所で行われるイルミネーション、元町公園を会場としたライトアップなどによる光の演出イベント「はこだてひかりのガーデン」では元町フェスタが同時開催となっていて、キッチンカーグルメやライブなどいろいろな催しが予定されているので、この時期に訪れる人は事前にイベントをチェックしてみましょう。

函館市の冬イベントはコレ!
はこだて冬フェスティバル
 「はこだて冬フェスティバル」期間中は、歴史的な建物が建ち並ぶ元町地区などがイルミネーションで輝く「はこだてイルミネーション」(写真)をはじめ、2月の毎土曜には澄みきった夜空に輝く冬花火が20時から約10分程度、緑の島で開催されています。また、2月の金・土・祝前日・祝日には17時~20時30分まで、元町公園で「はこだてひかりのガーデン」が開催され、イルミネーションのほか、キッチンカーグルメや地元アーティストライブ、ものづくり体験が楽しめます。

DATA

住所:北海道函館市元町14 15八幡通り14(八幡坂)ほか
WEB:はこだて冬フェスティバル
開催期間:~2月28日(火)

冬の時期限定! その土地に継承される祭り&伝統&景色を満喫しましょう

江戸時代に作られた南砺市の集落や、日本古来から伝わる伝統漁業であるワカサギ釣り、八戸に伝わる祭り、そして明治末期を代表する和風・洋風の建築意匠からなる函館市の街並み、現代まで継承されたすばらしい世界を、ぜひ自身で体感してみましょう!

  • 記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。
旅行などでお越しの際には、居住地並びに行先の地域の自治体が求める要請内容、国の新型コロナウイルス感染症対策サイト等を必ずご確認ください。
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