緑が目に鮮やかでそよ風が心地よい今は、散策にぴったりの季節でもあります。今回ご紹介するコースは城跡、城、そして庭園を巡る旅です。どこも保存状態がいいスポットで、当時の時代背景を調べて行くとさらに楽しめます。時期によってはイベント開催や自然を楽しめるので、ぜひ訪れる際の参考にしてください。最新のイベント情報は各HPで事前の確認をおすすめします。
さいたま市にある岩槻駅からスタート、大宮駅で乗り換え、北陸新幹線で長野県の上田駅に向かいます。在来線と北陸新幹線を経由してそのまま西へ、富山県の高岡駅、金沢県の金沢駅へ向かうコースです。途中、乗り換える大宮駅、新高岡駅、そして下車する上田駅、高岡駅、金沢駅は、観光スポットが集まるエリアなので、それぞれのエリアでご当地グルメや観光を楽しむことができます。
自然に囲まれた城跡の公園で史跡巡り&広場での遊びを満喫! さいたま市「岩槻城址公園」
岩槻城址公園は、室町時代末期・戦国時代初頭に築城されたといわれている岩槻城跡地にできた公園で、岩槻城の土塁が現存しています。園内の菖蒲池には朱塗りの八ツ橋(写真)がかけられており、多目的広場や遊具、テニスコートや野球場なども完備され、四季を通じて数々の賑やかな催し物を開催。春には「桜まつり」(桜の開花時期)、「岩槻流しびな」(2月末)、秋には「人形供養祭」(11月3日・祝)が行なわれます。
DATA
真田昌幸によって築城! 日本100名城・日本夜景遺産に認定されている上田市「上田城」
上田城(写真)は1583(天正11)年に真田昌幸(真田幸村の父)によって築城され、現在残っている城は仙石忠政によって江戸時代初期の寛永年間に再建築城されたものです。第一次・第二次上田合戦で徳川軍を二度にわたり撃退した難攻不落の城として知られています。周辺には眞田神社、上田市立博物館などの観光スポットがあり、信州上田観光の中心として全国から多くの人が訪れます。「上田城千本桜まつり」(4月上旬)、「上田真田まつり」(11月上旬)、「上田城紅葉まつり」(11月上旬)などの、歴史と自然の景観を楽しめるイベントも開催されます。
DATA
前田利長公が築いた高岡城跡! 築城当時の姿を今に残す史跡公園・高岡市「高岡古城公園」
高岡市街地のほぼ中心に位置する高岡古城公園(写真)は、1609(慶長14)年に加賀前田家二代目当主・前田利長が築いた高岡城の城跡を明治以来公園として開放されています。公園内には、工芸都市高岡ならではの芸術の森や博物館、動物園(入館、入園料無料)などがあり、豊かな自然とともに、憩いの場として多くの人が訪れます。桜や紅葉の名所としても知られ、「高岡万葉まつり」(10月上旬)は特に多くの人が集まります。
DATA
武士であり画人でもあった寺島蔵人の屋敷で庭と書画を堪能! 金沢市「武家屋敷 寺島蔵人邸」
寺島蔵人邸のある大手町は金沢城大手門跡から東北東に約230mに位置し、江戸時代は寺島邸と同規模の武家屋敷が並ぶ中級武士の居住地でした。寺島蔵人邸は敷地内に遺る家屋、土蔵、土塀および庭園が江戸時代の中級武士の屋敷の様子を伝えるものとして、1974(昭和49)年、金沢市指定文化財史跡に認定。庭園(写真)、画人としても活躍した寺島蔵人の書画をはじめ、寺島家伝来の書画工芸を見ることができます。入館料は一般310円、高校生以下は無料です。
DATA
歴史ある城&庭園で風情を感じながら四季折々の自然を楽しみましょう!
城跡や、城と庭園は大自然が多く残るスポットです。四季折々の楽しみ方があるので、ぜひ時期に合わせて出かけてみましょう。その時代に思いをはせながら散策、なんともぜいたくな旅ですね。
※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。