地元の食材やみやげなどがそろい、ご当地グルメも味わえる「道の駅」。今回ご紹介する施設は「買う」「食べる」だけではなく、芝生広場や温泉や宿泊施設、美術館、庭園が楽しめる滞在型の道の駅です。その土地ならではの楽しみ方がぎゅっと詰まった「道の駅」でのんびり過ごす東日本の旅、天候にも関係なく施設内で過ごせるのがいいですね。
コース行程
小山駅からスタート、湘南新宿ラインで宇都宮駅に向かいます。宇都宮駅からは新幹線で大宮駅を経由し、越後湯沢駅から在来線で石打駅へ。在来線で浦佐駅へ向かい、上越新幹線で長岡駅に、そして最終目的地の三条市へは、長岡駅から保内駅に向かうルートです。電車・列車を利用する場合は、それぞれの経由駅が大宮、越後湯沢、浦佐と観光名所の駅でもあるので、乗り換えの時間を調整してみやげを購入したり、駅近の名所を訪れたり、地元グルメを楽しむこともできます。
買って! 食べて! 芝生広場でも遊べる! 小山市「道の駅 思川」
栃木県南部に位置する小山市。東京圏からは北に約60km、県都宇都宮市からは南に約30kmの距離にあり、東側は茨城県に接しています。地形は関東平野のほぼ中央でほとんど起伏がなく、市中央部には思川(おもいがわ)が、東部に鬼怒川が、西部に巴波川(うずまがわ)が流れ、特に思川は淡い紅色の可憐な花が魅力の小山市原産の桜「思川桜」(例年の見ごろは4月上旬~4月中旬)でも有名な場所です。また南部の渡良瀬遊水地は、貴重な動植物が数多く生息・生育する「自然の宝庫」であり、国の特別天然記念物「コウノトリ」が定着しています。そんな小山市の豊かな自然と肥沃な大地で育った商品を提供しているのが、「道の駅 思川」(写真)です。
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東京ドーム10個分の滞在体験型ファームパーク! 宇都宮市「道の駅うつのみや ろまんちっく村」
栃木県の中部に位置する北関東最大の都市、宇都宮市。とちおとめに代表されるイチゴだけでなく、梨、リンゴ、タケノコといった宇都宮のブランド農産物や、「餃子の街」としても知られています。農産物直売所や地物の食材が楽しめる飲食店だけでなく、体験農場や森遊び、宿泊施設がある「道の駅うつのみや ろまんちっく村」(写真)に滞在してみては? なお、従来の路面電車と違い騒音や振動が少なく、快適な乗り心地の「LRT(Light Rail Transit)=次世代型路面電車システム」が2023年に開業予定で、市内の鉄道やバスなど各種交通機関と連携するので、宇都宮散策がさらに楽しめます。
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雪国南魚沼の「食・美術・歴史・自然」を存分に! 南魚沼市「道の駅南魚沼 雪あかり」
新潟県中越地方に位置する南魚沼市。米のトップブランド「コシヒカリ」の生産地として有名ですが、サクラの名所でもあり、おいしい地酒や地元のワイナリーで生産されているご当地ワインも数多くそろい、坂戸城跡など歴史的な遺産も多い観光エリア。ウィンタースポーツはもちろんのこと、夏でも楽しめるキャニオニングなどアクティビティも充実しています。そんな南魚沼の魅力がぎゅっと詰まった「道の駅南魚沼 雪あかり」には「今泉記念館」(写真)も併設されています。
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造園や園芸を見て触れて楽しめる! 三条市「道の駅 庭園の郷 保内(ほない)」
新潟県の真ん中、県央地域と呼ばれる所にある三条市。刃物など金属製品の加工が盛んな、「ものづくりのまち」としても知られていますが、実は植木・園芸・造園の街でもあります。17世紀から徳川幕府を頂点に、徳川氏の家臣である大名がそれぞれの国を治める体制が固められ、三条市内の保内は上保内と下保内に分けられました。18世紀初頭に下保内は徳川直轄領となり、代官が徳川家の居城のあった江戸へ赴く際に村人がこれに随行すると、江戸で庭木の手入れや接ぎ木の方法を覚えてきました。村に帰ってこれを広めたのが、保内の植木の始まりといわれています。そんな保内の園芸、造園の魅力を楽しめるのが「道の駅 庭園の郷 保内」(写真)です。
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ドッグランや温泉、美術館に庭園…ゆっくり過ごしたい滞在型道の駅!
その土地の魅力がぎゅっと詰まった道の駅。みやげを買ったり、グルメを楽しむための立ち寄り所のイメージがあるものの、今回ご紹介した道の駅はすべて滞在型です。一つ一つの道の駅でじっくり楽しんでみるのもおもしろそうですね。