
”富山グルメ”と聞いて皆さん、何を思い浮かべますか? 鱒寿司? 握り寿司? はたまたブラックラーメンでしょうか。確かに富山には名物と呼べる有名なグルメ料理がたくさんあるのですが、実際訪れるとその奥深さにびっくりします。
お腹はもう十分満たされているはずなのに、気づけばまた次のひと口に手が伸びている。富山のグルメには、そんな引力がありました。


つなぐ旅編集部が実際に東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は富山県富山市の旅の様子をお届けします!(観光編はこちらから)
ホテルの朝食で「ます寿し食べ比べ」
まず何と言っても富山といえば「ます寿し」ですよね。これを食べずに富山グルメは語れません。でもホールケーキをカットするみたいでちょっとハードル高い。どこかで食べられたらいいなと思ってたら、ホテルJALシティ富山に「ます寿し食べ比べ膳」というメニューがありました。ます寿しっていろんなメーカーから発売されているんですって。魚のイラストにオレンジ色の文字が書かれたパッケージのしか知らなかった。
朝食付きプランで宿泊の場合、追加料金なしで朝食を「ます寿し食べ比べ膳」に変更可能でした。


「味わいチャート」が書かれた紙がもらえます。「甘味」の反対は「塩味」でしょうが、なぜ「レア感」の逆が「酸味」なのだろうか。あ、そっか、酢で締めてるからか! レアって、「希少」の意味ではなく、「生」のほうのレアなのね。などと考えながら食べてたら結局どれが自分の好みに合っているのかよくわかりませんでした。ってか全部おいしい。全部好き。昔からます寿し大好きなんですよね。
食べながら自分で書いたのに内容を忘れているそれぞれの味のメモを見返すと、「⑧高芳」はサーモンの厚みがしっかりある。「⑥吉田屋」は見た目がおいしそうだし、好き。「⑦川上」味はちょっと物足りないかも。って書いてありました。我ながら雑な感想でこれを読んでいる方に絶対伝わらない自信がある。私は濃いめの味付けが好き。甘味と塩味にこだわりはなく、どちらかといえば酸味が好きかもです。最後までテキトーですみません。
ホテルJALシティ富山はます寿し食べ比べのイベントも開催したことがあるそうで、イベントで人気だったのは「③高田屋」や「⑦川上」のようです。
あんなちょびっとずつでお腹いっぱいになるんだろうかと不安だったのですが、けっこう満腹になりました。みなさんもお気に入りのます寿しを見つけてみてくださいね。
DATA
ホテルJALシティ富山
住所:富山県富山市宝町1-4-1
HP:https://toyama.hoteljalcity.com/
アクセス:JR富山駅から徒歩約3分
駅ビルで寿司、寿司、寿司!
富山といえばもちろんお寿司も欠かせません。富山によく行くグルメな友人から「そのへんの回転寿司でもビックリするほどおいしいよ」と聞いてたので、ランチは駅ビルの回転寿司を狙ってウロウロ。すると開店前なのにめちゃ並んでいる回転寿司を発見! 「廻る富山湾 すし玉 富山駅店」、これは絶対においしいに違いない!

と言いつつ並ぶの嫌だなと思いちょっと時間をずらして行きました。列が5〜10人だと待ち時間5〜10分程度でした。
メニューは店頭に看板が出てた「厳選かがやき7(セブン)」(2420円)一択! なぜならセットの7貫に、私が食べたいものが全部入ってたから。



どのネタも最高でした! 特に「白エビおぼろ昆布軍艦」、初めて食べた。感動しすぎて「のどぐろ炙り」を追加。

のどぐろって飲み物だっけ?ってくらいとろける。おいしい、おいしい。大満足。ご馳走さまでした!
DATA
廻る富山湾 すし玉 富山駅店
住所:富山県富山市桜町1-1-61 とやマルシェ内
HP:https://sushitama.co.jp/
アクセス:JR富山駅からすぐ
富山で愛される「まっ黒な団子」の正体
地元の方に教えてもらった富山名物の和菓子が、老舗和菓子店・石谷もちやの「あやめ団子」です。
JR富山駅から路面電車に乗って約10分、「西町」で下車して徒歩約3分の場所にあります。ガラス美術館のすぐそばで、中央通りと呼ばれる商店街の一角にあります。


ショーケースに「あやめ団子」(1本160円)発見! 黒いみたらし団子といった見た目です。あやめ団子とは、沖縄産黒糖を使った濃厚な黒蜜だれがかかった団子で、名前の由来は、あやめが咲く時期に売り出されたからという説が濃厚のようです。そしてショーケースを見ていて同じく気になったのが「昆布おはぎ」(230円)。
富山では「昆布=とろろ昆布」のようで、とろろ昆布を使った「昆布おにぎり」がよく食べられているとのこと。売店でもよく見かけました。「昆布おはぎ」はそのおはぎ版でしょうか。


うまい! 蜜がたっぷりかかっていて、団子が柔らかい! 団子ってこんなに柔らかかったっけ? 香ばしくて柔らかい団子。最高ランクの餅米「新大正もち米」を100%使用しているってこういうことなのか……。たっぷりかかった蜜はさらっとしているので、重たくなくて、どんどん食べられる。残った蜜をスプーンですくって食べたかったな。

とろろ昆布のおはぎって初めて食べたのですが、「甘い」と「しょっぱい」が交互にくる大好きな組み合わせ! 甘じょっぱいは正義です。あやめ団子も昆布おはぎもまた絶対に食べたい。
DATA
石谷もちや
住所:富山県富山市中央通1-5-33
HP:https://www.ishitani-mochiya.jp/
アクセス:JR富山駅から路面電車と徒歩で約11分
富山市民に愛される「カウヒー」を使ったソフトクリーム
甘いもの食べたい欲に拍車がかかり、鼻息荒く、もう1軒行きます!
「石谷もちや」から徒歩3分の場所にある直売所「地場もん屋総本店」。ここでだけ食べられるソフトクリームがあるそうなんです。

富山市総曲輪(そうがわ)のアーケード街にある地場もん屋総本店は、朝採れ野菜やお惣菜、地酒までがずらりと並ぶ直売所で、地元の人はみなここで買い物するようです。実際、店内はお客さんでごった返してました。
お目当ては、富山のソウルドリンク「カウヒー」(とやまアルペン乳業のコーヒー牛乳)を使ったカウヒーソフト。



ソフトクリームといってもいわゆる牧場などで食べる柔らかいタイプではなく、固めのしっかりタイプ。ミルク感たっぷりながらさっぱりとした後味で、暑い日にぴったりでした。
牛乳のパッケージに描いてある「モーモーちゃん」はグッズ化されていて、富山土産として人気だそうです。


お土産に買うのはキーホルダーとマグネットで迷ったけど、赤文字で「大人気」と書いてある「とやまの牛乳マグネット」(990円)に決定!
DATA
地場もん屋総本店
住所:富山県富山市総曲輪3-3-16 ウィズビル1F
HP:https://www.siminplaza.co.jp/jibamonya/
アクセス:JR富山駅から路面電車と徒歩で約10分
地元で愛される意外なグルメ「ぼてやん多奈加」
夜ご飯は富山のソウルフードといわれるお好み焼き店「ぼてやん多奈加」へ。富山でお好み焼き?と最初はピンとこなかったのですが、「富山で食べたもので一番感動した」という口コミを読み、がぜん前のめりに。

JR富山駅から徒歩約5分の場所にある、商業ビルCiCの地下1階です。行列ができる人気店と聞いていたのでビルの地下というのがちょっと意外でした。30分ほど待って入店。
ここの名物は四角いお好み焼き。でも焼きそばも食べたいなあと欲張って、「ミックス玉」(1180円)と「ミックス焼きそば」(1180円)を半分ずつ取り分けてもらうことができました。

メニューに「当店のお好み焼きは、厚みがあるため焼き上がりまでの時間が、30分〜40分ほどかかります」と書いてある通り、ふっくら厚みがあるお好み焼き。そして四角い! 口に入れるとふわっふわ。上からたっぷりとかかった自家製マヨネーズが絶品! 甘みがあって酸味が控えめ。普通のマヨネーズよりもあっさりしているかも。
なぜこんなに軽い口当たりなのかお店の方に聞いたところ、「キャベツの水分量」がポイントなんだそうです。その日のキャベツの状態を見ながら生地の配合を微調整しているのだとか。正直お好み焼きがおいしすぎて、なぜ2枚頼まなかったのか後悔しました。唯一無二の忘れられない味です。東京に出店してほしい。
DATA
ぼてやん多奈加 富山駅前店
住所:富山県富山市新富町1-2-3 CiC B1F
アクセス:JR富山駅から徒歩約5分
やっぱり気になる「富山ブラック」も
いろいろ食べたのでラーメンは我慢しようかと思っていたのですが、たまたま元祖・富山ブラックといわれる「大喜」の前を通ってしまったんです。

黒いスープってインパクトありますよね。それよりインパクトあるのが味。コショウがたっぷりで、塩っ辛い。富山県民にとっては“おかず”なんだと聞いて納得。今度はご飯と一緒に食べたい。
おなじみ「ますのすし」の特選を発見
お土産はやっぱり「ます寿し」しか考えられません。ちょうど駅に「ますのすし本舗 源」があり、見つけたのが「特選ますのすし」(2700円)。

特選! 普通のより500円高いけど、「定番のより身が肉厚・脂乗りのよいプレミアムタイプ」で「県外にはあまり出回っていない」なら買うしかない。

ます寿しに始まり、ます寿しで終わった富山グルメの旅。そしてお好み焼きが一番印象に残るとは予想していませんでした。富山のグルメ、思ってたよりずっと奥が深いです。





































