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• 那須塩原市

冬の日帰り温泉を厳選！　ウィンターアクティビティが人気の那須塩原市でお得に名湯＆秘湯巡り

2023年1月31日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

2年連続で「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出された、自然豊かな“旅行に行きたい街”那須塩原市。栃木県北部の高地に位置する街は、冬になるとスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツのほか、真っ白な雪原をスノーシューで進み、氷瀑を見に行く雪山トレッキングなども楽しむことができます。

また、この地を冬に訪れるなら、温泉は絶対に外せません。市内には由来や成分、効能などの異なる良質な温泉が豊富にそろい、皇族や文豪からも愛された塩原温泉郷、下野の薬湯として知られる板室温泉などの名湯も存在。今回はその塩原温泉郷と板室温泉のなかから、日帰り入浴も可能な4つの温泉宿をご紹介します。

美肌の湯として知られる乳白色の硫黄泉を楽しめる秘湯の宿

秘湯にごり湯の宿 渓雲閣

宿の前で噴煙を上げる爆裂火口から沸き出た乳白色の硫黄泉を100％源泉かけ流しで楽しめるのが、創業300年を数える塩原温泉郷の老舗「秘湯にごり湯の宿 渓雲閣」です。標高1,000mの山間にあり、周囲の山々を見渡せる絶景の展望大浴場のほか、宿泊者は無料で利用できる貸切露天風呂も話題。12時～15時は1,000円（タオル付き）で日帰り入浴もできます。

ぬるめのお湯にほっこりする家族経営のあったかい旅館

板室温泉あったか～い宿 勝風館（しょうふうかん）

「板室温泉あったか～い宿 勝風館」は、板室温泉にある家族経営の旅館です。湯治湯として知られるナトリウム・カルシウム硫酸塩泉の温泉は、ぬるめに感じられる約40℃。熱すぎないので長時間浸かって疲れを取ることができます。約20種から枕を選べる快眠の宿、おふくろの味を楽しめる料理のおいしい宿としても評判で、14時～20時は500円で日帰り入浴も可。

乳白色の天然硫黄泉で雪見風呂と湯泥パックを♪

にごり湯の宿 湯荘 白樺

乳白色の天然硫黄泉を100％源泉かけ流しで堪能できる「にごり湯の宿 湯荘 白樺」は、すぐそばに温泉の噴火口が見える塩原温泉郷の温泉宿。露天では湯治場の雰囲気を残す木造りの浴槽で雪見風呂が、内風呂では源泉の底に溜まる湯泥（ゆどろ）を体に塗って洗い流すと肌がツルツルになる“湯泥パック”が楽しめます。10時～16時は500円で日帰り入浴もOK。

日本で唯一とも言われる真っ黒なお湯も！ 目でも楽しめる天然温泉

塩原温泉 大出館（おおいでかん）

日本ではここだけと言われる墨のように真っ黒な「墨の湯」を楽しめる宿が、「塩原温泉 大出館」です。鉄分を豊富に含んだお湯は関節痛や神経痛に効果があり、少し浸かると黒い湯の花が付着するのもおもしろい特徴。露天も含む8つの湯は、天候や季節によって温泉の色が変わることがあるため“五色の湯”とも呼ばれています。10時～16時は大人800円で日帰り入浴も可能。

日帰り入浴を考えているなら、紹介の4つの宿でも使える湯めぐり手形「おもて那須手形」（1,100円）がお得です。対象施設での日帰り入浴が無料もしくは割引になるので、ぜひご検討を。また市内の飲食店などでは、かつて源頼朝が行った狩りに由来する名物料理「巻狩鍋」が味わえる巻狩鍋フェアも開催中（～3月31日・金曜）。温泉とともにこちらも楽しんでみたいですね！

※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。