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「フルーツ王国」福島市でモモやナシの果実狩り＆絶景を満喫♪

2023年8月 8日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

福島県の北部に位置する福島市。西の吾妻連峰、東の阿武隈高地に囲まれた盆地のため、夏は暑く、冬は寒くなるのが特徴ですが、この盆地特有の気候がおいしいフルーツを生み出します。6月のサクランボに始まり、夏にはモモやナシ、ブドウが実り、リンゴが取れる11・12月ごろまで、多くのフルーツをもぎたてで楽しめることから、「フルーツ王国」とも呼ばれています。

市の西部には、通称フルーツラインやピーチラインと呼ばれる道路があり、通り沿いには観光果樹園や旬のフルーツを扱う直売所が数多く点在。今回はその道沿いにあり、モモやナシなどの果物狩りが楽しめる3つの観光果樹園をご紹介します。さらに、残雪もなく心地よい気候の中でトレッキングを楽しみながら見られる絶景スポットも合わせてご紹介！

園内で取れたフルーツたっぷりの贅沢パフェも大人気！

まるせい果樹園

新鮮なフルーツを贅沢に使ったパフェが評判の農園カフェ「森のガーデン」を併設しているのが、「まるせい果樹園」です。樹木が大きく育った公園風の園内では6～12月まで多様な果物狩りが体験でき、8・9月はモモ（～9月上旬）やナシ（8月下旬～）、ブドウ（9月中旬～）を30分間食べ放題（平日子ども540円～土日祝日大人1210円）で楽しめます。周辺散策にぴったりのレンタサイクルも人気です。

9月はブドウ狩りとナシ狩りを同時に楽しめる人気の果樹園

まるえ観光果樹園

6～12月まで長期間に渡っていろいろな果物狩りを楽しめるのが、「まるえ観光果樹園」です。8・9月は、モモ（～9月中旬）やナシ（8月下旬～）、ブドウ（9月上旬～）を30分間食べ放題（平日子ども660円～土日祝日大人1210円）で楽しめ、9月はブドウ狩りとナシ狩りを同時に体験することもできます。もぎたてのフルーツを販売する隣接の直売所は全国発送も可能。

果実狩りを楽しんだらジュースやジャムをおみやげに♪

あづま果樹園

見た目よりも味に重点をおいた美味しい果実作りにこだわる「あづま果樹園」では、果物狩りと旬の果実の販売をメインに、園内で収穫したフルーツで作ったジュースやジャム、スイーツなども手がけています。8・9月の果実狩りは、モモ（～8月中旬）やブドウ（9月上旬～）を30分間食べ放題（平日子ども990円～土日祝日大人1210円）で楽しめるほか、ブドウは1房880円～もぎ取りもできます。

往復3時間のトレッキングの先にある天空の湖“魔女の瞳”に感動

五色沼（魔女の瞳）

吾妻連峰の一切経山（いっさいきょうざん）山頂付近にある火口湖の「五色沼」は、山頂から見下ろすと太陽の光で沼の色が変化するため、“魔女の瞳”とも呼ばれています。登山しないと見られない場所ですが、福島市内より10℃ほど気温が低く過ごしやすい浄土平から往復約3時間のトレッキングも魅力いっぱい。道中は吾妻小富士を上から見たり、鎌沼とその奥に磐梯山が見えたり、強風や日差しに気を付けながらも絶景を楽しむことができます。

「フルーツ王国」福島市のもう一つの名物が温泉。市内には、松尾芭蕉も訪れたとされる“福島の奥座敷”飯坂温泉や、1400年以上の歴史を持ち、こけしの里としても有名な土湯温泉、“奥州三高湯”の一つに数えられる高湯温泉がそろっています。果物狩りや絶景とともに福島三名湯も楽しんで、夏の福島市を思いっきり堪能してください。

※写真はイメージです。記事内の日程は、例年の目安です。価格はすべて税込、価格は予告なく変更される場合があります。味覚狩りは天候や生育状況により休園になる場合もありますので、事前にご確認ください