4年ぶりの通常開催となった「八戸三社大祭」で大いに盛り上がった今夏の青森県八戸市。8月10日を八戸イカの日に定めるなど、長年イカの水揚げ量日本一を誇っている港町では、スルメイカなど近海もののイカ漁が6月頃からスタート。その日獲れたばかりのイカが“夕獲れイカ”として市内の飲食店に登場していますが、スルメイカの旬とされる8月からは新鮮なイカを味わえる一年で一番おいしい時期です。
太平洋に面した県南東部に位置する街は、やませと呼ばれる偏東風の影響もあり、夏でも涼しい日が多いのが特徴。市内には、太平洋を見渡せる絶景スポットとして有名な葦毛崎展望台や鮫角灯台が人気の種差海岸、海岸の最北部にあり、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物指定の蕪島がありますが、今回はこれら三陸復興国立公園エリアで楽しめる、夏遊びにぴったりのマリンアクティビティをご紹介します。紹介する2つのアクティビティは、どちらも三陸ジオパーク認定ガイドの案内&公認インストラクターのレクチャーが受けられるのもポイントです。
美しい海岸線や花々を眺めながらシーカヤックで海上を進もう♪
種差海岸でのシーカヤック体験
三陸ジオパークの北の玄関口にあたる種差海岸でシーカヤックを楽しめるプログラムが人気。海の上をシーカヤックでのんびり進みながら、1億3千万年前の海底火山噴火でできた美しい海岸線を海上から眺められるほか、夏には海岸線に咲くニッコウキスゲやノハナショウブ、スカシユリなどの花々も見ることができます。パドリングレクチャーとツーリングなどの半日プラン(大人7000円)、約6時間たっぷりカヤックを楽しめる1日プラン(大人1万4000円)などのプランがそろっています。
DATA
電話:0178-20-0234(OUTDOORBOX RIVERRUNS)
https://riverruns.8file.com/
ウミネコが鳴く蕪島で初心者も安心のSUP体験
蕪島でのSUP体験
女性人気NO.1の蕪島で行うSUP体験プログラムもあります。防波堤に囲まれた港内での体験なので、波が少なく穏やかな海で安心してSUPを楽しめ、公認インストラクターがスキルに応じてていねいに指導してくれるので、初心者でも立ってしっかり漕ぎ進めることができるはずです。プランは、約2時間のパドリングレクチャー&ツーリングなどの半日プラン(大人7000円)、約6時間SUPを満喫できる1日プラン(大人1万5000円)など。
DATA
電話:0178-20-0234(OUTDOORBOX RIVERRUNS)
https://riverruns.8file.com/
新鮮なイカが手に入る市内の飲食店では、おいしいイカ料理もズラリ。新鮮なイカのワタや腑(ゴロ)を腑醤油で味わったり、ゴロと身を絡めて焼いたゴロ焼き、ニンニク醤油で漬けた角切りのイカをご飯にのせた八戸ばくだんなど、多種多様なイカ料理を味わうことができます。9月になれば、日本一脂がのったサバとして知られる八戸前沖さばも旬を迎えますが、それらの新鮮な食材を手ごろに手に入れられる朝市も街の名物。大人気の館鼻岸壁朝市など、市内の約10か所で朝市が行われているので、こちらにも立ち寄って港町・八戸を満喫してください。
- 記事内の価格はすべて税込です。価格は予告なく変更される場合があります。水揚げ量などの事情により、獲れたてのイカやサバをご賞味いただけない場合があります。