わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺の盛岡三大麺が有名な岩手県盛岡市。日本100名城の一つである盛岡城の城跡が今も残るかつての城下町は、国指定重要文化財の岩手銀行赤レンガ館(写真)などが街並みに溶け込んだ、歴史と文化が感じられる街です。
その歴史ある街並みが、より華やかにドレスアップされるのが、例年およそ10月上旬~下旬の紅葉シーズン。現在は市民の憩いの場となっている盛岡城跡公園、盛岡市中央公民館など、市内に残る多くの歴史的建造物を色づく紅葉と共に楽しむことができる最高のタイミングです。
色づくモミジやカエデと石垣美のコントラストにうっとり♪
盛岡城跡公園(岩手公園)
日本100名城や日本の歴史公園100選にも選ばれる「盛岡城跡公園(岩手公園)」は、歴史と共に紅葉を楽しめる人気スポットです。16世紀から南部氏の居城だった盛岡城跡を整備した石垣美が評判の公園で、モミジやカエデ、ケヤキなど400本以上もの木々が赤や黄色に染まる例年10月上旬~下旬には、風格のある石垣と色づく紅葉の華やかな共演が見られます。
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庭園の池に映える紅葉はライトアップも実施
盛岡市中央公民館
庭園美と紅葉の風情あるコラボを楽しめるのが「盛岡市中央公民館」です。敷地内には大きな池に鯉の泳ぐ庭園があり、池の周囲の木々が色付く例年10月上旬~下旬の見ごろの時期には、池の水面に赤く映る紅葉が見事。かつては盛岡藩の薬草を作る“御薬園”だった場所で、敷地内には国指定重要文化財「旧中村家住宅」も移築復元されています。
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住所:岩手県盛岡市愛宕町14-1
電話:019-654-5366
盛岡市中央公民館
築100年以上の建物と紅葉のコントラスト
南昌荘(ナンショウソウ)
四季折々の表情を見せる国登録記念物の庭園がある「南昌荘」の紅葉も評判。現在は一般公開されていますが、もともとは盛岡出身の実業家・瀬川安五郎による1885年に建てられた邸宅で、イロハモミジやヤマモミジなどが植えられた庭園と趣ある建物のコントラストが楽しめます。見ごろの時期は、例年10月上旬~下旬。入園料大人300円ほか。
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住所:岩手県盛岡市清水町13-46
電話:019-604-6633
南昌荘
レトロな建物と紅葉する12種のイロハモミジ
一ノ倉邸
明治後期に盛岡市出身の政治家、阿部浩により造られた由緒ある近代建築「一ノ倉邸」でも、庭園美と紅葉のコラボが楽しめます。現在はレトロな建物と回遊式庭園のどちらもが一般公開されていて、京都から取り寄せたという12種のイロハモミジなどが燃えるように赤く染まる例年10月上旬~下旬ごろが紅葉の見ごろ。中尊寺から株分けされたハスが咲く夏も有名です。
DATA
住所:岩手県盛岡市安倍館町19-64
電話:019-613-8419(環境部環境企画課環境保全係)
一ノ倉邸
歴史的建造物と紅葉の年に一度のコラボが楽しめる10月の盛岡市。国の第1号天然記念物でもある石割桜が咲く春に訪れるのもいいですが、秋に訪れるのもおすすめですよ。さらに11月からは、日本一美しいとも言われる人造湖「岩洞湖(がんどうこ)」でワカサギ釣りも楽しめます。
※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。見ごろの時期は例年の目安です。