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福島が誇る猪苗代湖と磐梯山の絶景を眺めながら自転車で走る郡山市の「イナイチ」

2023年10月31日 12:00 更新

福島県のほぼ中央に位置し、東北新幹線や東北自動車道、磐越自動車道などが通る交通の要衝として発達してきた郡山市。県内を代表する商工業都市の一つで、東北では仙台市に次ぐ規模の都市圏を形成しています。一方で安達太良山のふもとに広がる街は、会津若松市や猪苗代町にもまたがる全国で4番目に広い湖の猪苗代湖や、その猪苗代湖と磐梯山を見渡せる布引高原、開湯から800年余を数える磐梯熱海温泉街を流れる紅葉の名所・五百川渓谷など、誰もがうらやむ豊かな自然にも恵まれています。

特に磐梯朝日国立公園内にある猪苗代湖は、雄大な磐梯山を眺めながらのキャンプやバーベキュー、夏には湖水浴やSUPなどの水上アクティビティを楽しむ人など、市内外から多くの人が訪れます。今秋9月には、透明度が高く天を映す鏡のような美しさから「天鏡湖」とも呼ばれる湖の周囲をコースにした「CYCLE AID JAPAN ツール・ド 猪苗代湖2023 in 郡山」が行われ、全国からサイクリストが集まりました。今回は、開催10年目となった同大会と同じく、猪苗代湖を一周する人気のサイクリングルート「イナイチ」をご紹介。磐梯山が色づき、凪の時間が増える秋は、静かな湖畔を楽しめるおすすめのシーズンです。

美しい湖と山が織りなす絶景にグルメや体験も組み合わせて思い思いにサイクリングを満喫

猪苗代湖一周サイクルツーリズム「イナイチ」

絶景の猪苗代湖をぐるりと一周する約60㎞のサイクリングコース「イナイチ」。福島県が誇る人気スポットの猪苗代湖と磐梯山が作り出す美しい景観を存分に堪能できる自転車ルートで、手を伸ばせば湖に届きそうな湖岸道路もあり、きらめく湖面と共に遠くの山を一度に望めば、誰もが爽快な気分になること必至です。コース周辺には、大正初期に作られた十六橋水門のほか、日本遺産「未来を拓いた一本の水路」の構成文化財など、多くの観光スポットも点在しているので、絶景サイクリングを楽しみながら市内の名所を巡ることもできます。約60㎞の距離は比較的平坦な道が続くサイクリング初心者・中級者向けのコースになっていますが、休憩スポットにもなる約50店舗のサイクルステーションがトイレや工具の貸し出しなどでチャレンジをサポート。初心者や体力に自信がない人は、猪苗代湖の湖畔と湖南町を走る約25㎞のイナイチライトコースもあります。コース上には、地元名物のソースカツ丼を食べられる飲食店のほか、猪苗代湖で獲れた川魚を味わえるお店や人気のカフェ、パン屋さんなどが点在。また、サンセットヨガやサンライズカヤックなどの体験スポットもあり、サイクリングの合間に食事や買い物、体験などを組み合わせることで思い思いの楽しみ方ができるのも人気のポイントです。なお、11月30日（木）までは、サイクルステーションを巡ってオリジナルステッカーを集める周遊企画も実施中。「イナイチ」は自転車専用ナビゲーションアプリ「自転車NAVITIME」のおすすめサイクリングコースとして配信されていて、コースに加えて立ち寄りスポットもナビしてくれるので、スマホにダウンロードしておけばとっても便利です。

猪苗代湖周辺では自転車をレンタルできるスポットも増加中。60㎞、25㎞のルートにこだわらず少し走るだけでも心地よいサイクリングを楽しめるので、気軽に参加してみては？　また、秋の郡山市は体験イベントも目白押し！ ワイン用ブドウの収穫体験や、猪苗代湖の厄介な水草を駆除する「ひし刈り」の体験、酒蔵での各種体験などで、郡山ならではの貴重な経験ができるはずです。どんなイベントがあるのか詳しい情報が知りたい人は、郡山市のFacebookをチェックしてみてください。

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