信濃川が日本海に注ぐ、新潟県下越地方に位置する新潟市。越後平野や日本海などの豊かな自然やキレイな水に恵まれた街は、米どころ、酒どころとして広く知られていますが、じつは全国屈指のラーメンの街でもあります。総務省が発表する家計調査では、ラーメン年間支出金額の項目で毎年上位に位置し、2021年には全国1位にも輝いています。
“新潟五大ラーメン”と呼ばれる、5つの有名なご当地ラーメンを擁するラーメン王国の新潟県。その県都である市内には、県内のご当地ラーメン文化が集積しています。そこで今回は、市内発祥の新潟あっさり醤油ラーメンと新潟濃厚味噌ラーメンに加え、市内で味わえる生姜醤油ラーメン、背脂ラーメン、カレーラーメンも合わせた5つの人気店をご紹介。
新潟あっさり醤油を代表するレジェンド店
新潟あっさり醤油ラーメンの代表格として知られるのが、「三吉屋 西堀本店」です。昔ながらの味を守る中華そば(写真)800円は、鶏ガラや煮干しなどを炊き上げた優しい味わいの清湯スープと、喉越しのいい極細縮れ麺の組み合わせが秀逸。昭和32(1957)年に屋台からスタートし、今では市内に3店舗を構えるレジェンド的な存在のお店です。
三吉屋 西堀本店
DATA
住所:新潟県新潟市中央区西堀通5-829
電話:025-222-8227
https://niigatacity-ramen.jp/ramen/sankichiya-nishibori/
個性豊かな新潟濃厚味噌ラーメンを堪能
新潟濃厚味噌ラーメンの元祖とされる名店が、「ラーメン こまどり」です。全部で6種類ある味噌ラーメンは、それぞれ味噌の種類や配合を変えた個性豊かなラインアップ。店主一押しの味噌ラーメン(写真)880円は、赤味噌など4種類の味噌をブレンドした濃厚なスープを、割りスープで自分好みの味に調整して味わいます。粉、水、塩にこだわった大きな餃子も名物。
ラーメン こまどり
DATA
住所:新潟県新潟市西蒲区竹野町2454-1
電話:0256-72-2827
https://komadori-maki.com/02.html
生姜がさわやかに香る長岡生姜醤油ラーメン
長岡生姜醤油ラーメンを味わいたいなら、「青島食堂 司菜 南万代店」へ。こちらは長岡市に本店がある「青島食堂」の支店で、市内には東堀店、トキメッセ店もあります。メニューは、青島ラーメン(写真)900円と青島チャーシューのみ。鶏ガラや豚骨などに生姜を合わせて炊き上げたスープは、さわやかな生姜の香りが広がるあっさりとした味わいで、もちもちの自家製中細麺との相性も抜群です。
青島食堂 司菜 南万代店
DATA
住所:新潟県新潟市中央区南万代町2-14
電話:025-243-8340
http://www.aoshima-ramen.co.jp/
背脂の甘味がクセになる燕三条発の名物ラーメン
三条市に本店を持つ「燕三条らーめん 潤 中山店」では、燕三条発の名物、背脂ラーメンを楽しむことができます。煮干しが効いたスープの表面を大量の背脂が覆ったラーメンは、背脂の甘みがクセになる濃厚な味わい。三元豚のチャーシューがどっさりの贅沢な肉中華(写真)1280円、野菜たっぷりの濃厚な味噌󠄀らーめんなど、メニューも多彩にそろっています。
燕三条らーめん 潤 中山店
DATA
住所:新潟県新潟市東区中山6-728-1
電話:050-8881-5160
https://niigatacity-ramen.jp/ramen/jun-nakayama/
18種類の自家製スパイスを使用する絶品カレーラーメン
新潟市内でカレーラーメンを味わえるのが、「ばるむ食堂」です。清潔感のある店内では、ステーキタイプのハンバーグとカレーラーメンをメインに提供。カリ~ら~麺(写真)998円は、豚骨や鶏ガラにすりおろした野菜と18種類のスパイスを加えた、奥深い味わいのカレースープが美味。浅草開化楼の麺を食べ終えた後は、無料の半ライスを加えてスープカレーにするのがおすすめです。
ばるむ食堂
DATA
住所:新潟県新潟市東区粟山1-22-1
電話:025-277-1075
https://warm-sp.com/
「日本で一番ラーメンを愛する街」を自負する新潟市では、市内の名店70店を紹介する「新潟市ラーメンガイドブック」を観光案内所などで配布しているほか、ガイドブックに掲載しきれなかった200店以上を紹介する「新潟市ラーメンデジタルマップ」やラーメンポータルサイト「新潟市ラーメンガイド」(https://niigatacity-ramen.jp)も展開。さらに、ガイドブック掲載店などで使える特典付きのカプセルトイも販売しているので、これらもチェックして新潟市のラーメン巡りを楽しんでください。
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