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• さいたま市

用途や気分で選べるさいたま市の“温まる”鍋料理

2022年1月11日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

埼玉県の南部に位置し、130万人以上が暮らすさいたま市。東京にも程近い、日本有数の大都市でありながら、見沼田んぼや荒川の河川敷など豊かな自然にも恵まれ、暮らしやすい街として近年、人気が高まっています。食の面でも便利な市内には、料理のジャンルも業態もさまざまな多くの飲食店がいたるエリアに点在しています。

寒さが厳しくなるこれからの時季は、体がぽかぽか温まる鍋料理をつつきたいところ。そこで今回は、鍋料理がおいしいと評価の高いお店を、趣のある料亭や割烹からリーズナブルな大衆居酒屋まで、バラエティ豊かなラインアップでご紹介します。

冬が旬の山海の幸を享受する季節限定「山家鍋」

新道山家（しんどうやまや）

毎年12月～2月の冬季限定でお目見えする「山家鍋」で知られるのが、宿泊もできる1888（明治21）年創業の料亭旅館「新道山家」です。数寄屋造りの完全個室で提供される写真（イメージ）の山家鍋は、若菜（7,260円）から松風（24,200円）までそろう本会席コースの中の一品。奉書を使った一人ごとの紙鍋で、冬が旬のカニ、鴨、フグなどの山海の幸を熱々のダシと共に月替わりで楽しむことができます（事前予約制）。

四季を感じる庭園を眺めながら旬の味わいを小鍋で♪

料亭 玉家（たまや）

樹齢80年のサクラなど、季節の移ろいを感じられる庭園を眺めながら、旬の素材を使った会席料理を楽しめるのが「料亭 玉家」です。1927（昭和2）年創業の名店では、「季節のおまかせ会席コース」の中で一人用の小鍋が楽しめ、明石鯛と雲子の雪見鍋（写真、13,000円コース※税別。サービス料別途、要予約）や、奥州いわいどりの水炊き鍋、国産黒毛和牛の薬膳鍋など、種類豊富な鍋を味わうことができます。

懐石店ならではのコース仕立てでカニを存分に味わう

鉄板・懐石 くら馬

披露宴などにも利用される、古都京都を思わせる情緒ある雰囲気の中、旬の食材を生かした繊細な料理を提供する「鉄板・懐石 くら馬」では、写真（2人前の一例）の「蟹しゃぶコース」（22,000円※サービス料別途、要予約、2名様～）をぜひ。カニのしゃぶしゃぶのほか、懐石料理店ならではの前菜、お造り、焼き物などのコース仕立てで、カニの旨味を余すところなく堪能できる至福の時間が過ごせます。

ジビエの鍋をお手ごろ価格で味わえる大衆割烹

京雀（きょうすずめ）

イノシシ肉のジビエ鍋を提供するのが、与野本町の日本料理店「京雀」です。写真の「いのしし白味噌鍋」（1,630円）は、岡山猟友会から仕入れる臭みのないイノシシ肉と、京都名産の九条ネギを合わせ、白味噌仕立てのダシでまとめた冬季限定のお鍋。自家製のうどんとそば、京都から直送される豆腐と京野菜を使った日本料理をリーズナブルに楽しめると評判のお店です。

50年以上続く地域密着店で具だくさんの寄せ鍋を♪

天国 岩槻店

昔ながらの雰囲気が漂う広々とした店内で、ほっこり温まる具材豊富な寄せ鍋を味わえるのが、現在3代目が腕を振るう地域密着型の大衆居酒屋「天国 岩槻店」です。新鮮な魚介や肉、野菜などをぎっしり詰め込んだ、醤油ベースの「寄せ鍋」（写真、1人前1,200円※2人前～）は栄養豊富で寒い冬にもぴったり。日替わりで常時約15種がそろう日本酒と味わえば、身も心も温かくなるはずです。

会席コースの中で味わえる魚介や山海の鍋、カニのしゃぶしゃぶから、リーズナブルな寄せ鍋やイノシシ鍋まで、全5店の絶品鍋。特別な日や接待に、家族や友人、恋人と…、用途や気分に合わせて、気になるお鍋で温まりませんか？

※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。