北陸を代表する観光都市の石川県金沢市。江戸時代には加賀百万石の城下町として栄えた街は、日本三名園の一つに数えられる兼六園が醸す華やかな伝統文化で知られていますが、もし冬に訪れるのであればカニを食べずにはいられません。食の宝庫ともいえる冬の金沢においても、グルメな市民が毎年11月6日の解禁日を心待ちにしているのが、カニ。なかでも水色タグのついたズワイガニの雄ガニ「加能(かのう)ガニ」は人気があり、定番の茹でガニのほか、みずみずしい甘さを堪能できる刺し身や、香ばしい焼きガニなどいろいろな食べ方で楽しまれています。
今冬も市内の飲食店では、3月下旬まで、県内で水揚げされた加能ガニを使ったメニューが食べられます。そこで、おいしい金沢のカニを存分に味わい尽くすことができるおすすめのお店をご紹介します!
雑味が取れたこだわりのカニを贅沢な会席コースで
加賀料理 大名茶家
金沢駅兼六園口(東口)から徒歩5分とアクセスも抜群なのが、1962(昭和37)年創業の料亭「加賀料理 大名茶家」です。金沢港で水揚げされた加能ガニを使う名物の「蟹づくし会席」(33,000円)は、1杯500g以上のカニを、花咲造り、炭火焼き、小鍋、天ぷらなどで味わえる贅沢コース。港近くにある自社の蟹専用4t生簀に入れて休ませることで雑味が取れたカニは、他店とはひと味違うおいしさです。
DATA
住所:石川県金沢市此花町7-5-1
電話:076-231-5121
加賀料理 大名茶家
お寿司で締める1㎏以上のカニのフルコース!
寿し割烹 寿し若
金沢駅金沢港口(西口)から徒歩10分の「寿し割烹 寿し若」は、大将自らが市場で仕入れた旬なネタを職人技で寿司へと昇華させる評判のお店です。カニ料理のおすすめは、「贅沢かにづくしコース」(25,300円)。すべて1㎏以上のサイズにこだわったカニ1杯を、茹で、焼き、しゃぶしゃぶ、お造り(写真※イメージ)で味わったあと、最後に自慢の寿し1人前が付く至福の構成です。
DATA
住所:石川県金沢市長田1-5-46
電話:076-221-8822
寿し割烹 寿し若
刺し身と焼きのダブルでカニの旨味を存分に!
味処 髙﨑
コース仕立てではなく、シンプルにカニを味わいたいなら割烹料理の「味処 髙﨑」がおすすめです。店内水槽から取り出す活きのいい加能ガニを、サイズにこだわって提供する同店のいち押しは、「加能ガニ半分刺身・半分焼き」(時価※18,000円~、写真)。大きさによって味が異なる700g~1.5kgの大ぶりなカニを、新鮮な刺身と熱々の焼きの両方で豪快に味わえます。
DATA
住所:石川県金沢市長町1-2-22 せせらぎ通り中ほど
電話:076-231-0116
味処 髙﨑
趣ある店内で獲れたてのカニをコースで楽しむ♪
割烹 宝生寿し
大野港のほど近くに、古民家をリノベーションした店舗を構えるのが「割烹 宝生寿し」です。仲買から直接仕入れる獲れたての日本海の海の幸を、白漆喰、朱壁などを用いた店内で味わえると評判。カニ料理は、焼き、刺し身、茹で、しゃぶしゃぶ、雑炊の6品仕立てで味わう冬季限定の「カニコース」(1人前16,500円※2人前~、写真はイメージ)をぜひ。
DATA
住所:石川県金沢市大野町4-72
電話:076-267-0323
割烹 宝生寿し
地元漁師から仕入れる加能ガニを1杯丸ごと味わう!
あかめ寿し
ランチは近隣のサラリーマンでにぎわうお店が、金沢駅兼六園口(東口)から徒歩5分の「あかめ寿し」です。加賀野菜や地元の鮮魚など旬な食材を使った料理を提供する店の人気No.1は、「活き加能ガニ」(時価※目安は20,000円~、写真はイメージ)。地元の漁師から直接仕入れる加能ガニ1杯をぷりぷりの刺し身、香ばしい香りと甘味の焼きのダブルで楽しめます。
DATA
住所:石川県金沢市本町1-9-15
電話:076-263-9787
あかめ寿し
県漁協が2021年に設けた加能ガニの最高級品新ブランド「輝(かがやき)」は、第1号に認定された1杯が初競りでなんと500万円の値が付いたほど。1年でこの時期しか味わえない北陸を代表する美食材、加能ガニを味わえる冬の金沢へ、いざ! カニを食べられるお店のほか、観光の見どころやイベント情報など冬の金沢の魅力をたっぷり紹介しているキャンペーンブック「とっておき!冬の金沢へ」も合わせてチェックしましょう。
※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。カニの種類などは漁の都合などにより、変更になる場合があります。予約が必要な場合がありますので、事前にご確認ください。