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“日本一”の桜回廊も！ さいたま市の桜は3月下旬～4月上旬が見ごろ

2022年3月 8日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

埼玉県の南部に位置し、130万人以上が暮らすさいたま市。東京にも程近い、日本有数の大都市でありながら、見沼田んぼや荒川の河川敷など豊かな自然にも恵まれ、暮らしやすい街として近年、人気が高まっています。その見沼田んぼに、「桜の下を散策できる日本一の桜回廊」ができ上がる3月下旬～4月上旬は、ぜひ訪れてほしいベストシーズンです。

春になると見沼田んぼにできる桜回廊は、2013（平成25）年に立ち上がった「目指せ日本一！サクラサク見沼田んぼプロジェクト」を通じて、市民や企業団体等の協力のもとで作り上げられたもの。2017（平成29）年に総延長が20㎞を超え、「桜の下を散策できる日本一の桜回廊」となりました。この「見沼田んぼの桜回廊」のほか、県内でも有数の桜の名所として知られる大宮公園など、市内の絶景桜スポットをご紹介！

総延長20㎞超の「日本一の桜回廊」をのんびり散策

見沼田んぼの桜回廊

もともと約18㎞続いていた見沼代用水沿いの桜並木の西縁と東縁、見沼通船堀に桜を増やして作り上げたのが、「見沼田んぼの桜回廊」です。川に沿って連なる約2,000本の桜は昔からあるソメイヨシノに加え、ミヤビザクラやヤマザクラなども植樹され、長い期間、桜の花を楽しめるのもポイント。ベンチやトイレも整備された約20㎞続く散策路へは、さいたま新都心駅や土呂駅、東浦和駅からのアクセスが便利です。

「日本さくら名所100選」に選ばれる県内屈指の名所

大宮公園

ソメイヨシノを中心とした約1,000本の桜を見られるのが、「日本さくら名所100選」にも選ばれる「大宮公園」です。野球場やサッカー場のほか、小動物園や遊具もある広大な園内は、大人から子どもまで幅広い年代の人でにぎわっています。大宮公園駅や北大宮駅が最寄り駅ですが、大宮駅で降りて、公園に隣接する武蔵一宮氷川神社へと続く、緑豊かな約2㎞の氷川参道を歩くのもおすすめ！

赤い橋をゆっくり渡りながら、満開の桜を優雅に堪能！

岩槻城址公園

朱塗りの八ッ橋がかかった菖蒲池と華やかな桜のベストビューを楽しめるのが、「岩槻城址公園」です。今も土塁が残る岩槻城址を整備した公園には、約600本の桜が咲き誇り、八ッ橋を渡りながら眺める満開の桜は趣たっぷり！　公園へは最寄り駅の岩槻駅で降りて、岩槻の街並を歩いて楽しみながら行くのもいいですね。

桜と風車、菜の花のコントラストは写真映え間違いなし！

市民の森

見沼田んぼの北部に位置し、広い芝生広場が市民の憩いの場となっている「市民の森」も、人気の桜スポットです。見沼グリーンセンター南側の菜の花と、道を挟んだ見晴公園の大きな風車、満開の桜を写真のように一枚に収められるので、春にはカメラを手に撮影する人が多数。放し飼いのリスと遊べる「りすの家（うち）」もあり、土呂駅から歩いて行けます。

400本の桜と色とりどりの花々の競演を楽しんで♪

大宮花の丘農林公苑

4つのブロックに分かれた10.9haの広大な敷地のうち、3.3haがお花畑となる「大宮花の丘農林公苑」も、400本の桜が咲き誇る人気スポット。春にはピンクの桜と色とりどりのビオラやチューリップなどの競演が見られ、桜が散った後にもサルビアなど四季折々の花や草木を楽しむことができます。最寄り駅となる宮原駅からは距離があるので、大宮駅西口や上尾駅西口から出ているバスを利用しましょう。

桜が市の花木や大宮区、緑区の区の花になっているように、市内各所で桜が見られ、多くの人に親しまれているさいたま市の桜。今年は、さいたま市で心華やぐ春を感じてみませんか？

※写真はイメージです。