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花火大会も行われる青森市の「青森春まつり」が桜咲く2つの公園で開催

2024年4月16日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

青森県の中央部に位置する県庁所在地で、八甲田連峰や陸奥湾などの美しい自然に囲まれた青森市。その豊かな自然が育んだリンゴやカシス、ホタテなどの豊富な農水産物のほか、日本屈指の夏祭りとして知られる「青森ねぶた祭」、世界遺産にも登録された縄文遺跡群の「三内丸山遺跡」など、ここにしかないたくさんの宝物を有するとっても魅力的な街です。

例年、5月までスキーを楽しめる青森市ですが、4月になると桜が街を彩ります。今年は4月中旬が見ごろの予想となっていますが、桜の開花時期には多くの人出でにぎわう「青森春まつり」を開催。今年は4月13日（土）～29日（月・祝）に「合浦公園」、4月24日（水）～29日（月・祝）に「野木和公園」で行われ、「合浦公園」では露店が出るほか、イベントや夜のライトアップなどが行われます。今回は、その会場となる2つのお花見スポットをご紹介します。

青い海と桜を同時に収められる春の絶景を堪能

合浦（がっぽ）公園

1894年に開園した「合浦公園」は、日本の都市公園100選にも選ばれる市内を代表する公園です。野球場やテニスコート、屋外ステージなどもある公園内には広大な松林と共に約650本の桜があり、春になるとソメイヨシノやシダレザクラ、サトザクラが白やピンクの花を咲かせます。公園の北側には海浜が広がり、桜と松林の向こうに海がある他ではあまり見られない春の絶景が広がります。17日間に渡って開催される「青森春まつり」では、園内に多くの露店が登場するほか、夜にはぼんぼりも点灯。4月27日（土）に花火大会、28日（日）にはちびっこ茶会や凧揚げなどが行われます。

お花見を楽しみながらのんびり水辺を散策してみては？

野木和公園

　釣りも楽しめる13.3haもの大きな野木和湖の周囲に、こどもの国やピクニック広場、水辺散策園など5つのエリアがある「野木和公園」も人気のお花見スポット。園内には約890本の桜の木があり、ピクニック広場などに多いソメイヨシノを中心に、水辺散策園などでは八重桜も見られます。また、それぞれのエリアは橋でつながっていて、華やかな桜を愛でながら湖の周りを散策できるのも魅力の一つ。4月24日（水）～6日間行われる今年の「青森春まつり」では、野鳥の声と桜に彩られた自然を堪能しながらお花見を楽しめます。

4月の平均気温は8℃と、まだまだ肌寒い青森市。煮干しが効いた津軽ラーメンや意外な組み合わせが絶妙な味噌カレー牛乳ラーメン、生姜味噌がおいしい青森おでんなど、体が温まるご当地グルメも豊富にそろっているので、そちらもぜひ味わってみてください。

※開花時期は目安です。