東北新幹線で東京から約70分、関東最北端となる栃木県北部に位置する那須塩原市。広大な那須野が原の北西一帯を占め、面積の半分が山間部となる自然豊かな街です。市内ではその自然を満喫できるキャンプ場のほか、ダム湖でのカヤックやSUP、清流でのシャワークライミングなど、アウトドアで楽しめる夏にぴったりのアクティビテイも豊富にそろい、訪れるにはおすすめのシーズンです。
一方で、温泉と生乳の街としても知られ、開湯1200年以上の歴史がある塩原温泉、「下野の薬湯」と親しまれる板室温泉を擁し、生乳産出額も全国で2位を誇ります。今回は、これら街の特徴を存分に感じられるイベントを2本ご紹介。地域住民や伝統と触れ合って、地元グルメも存分に味わえる「第37回 西那須野 ふれあいまつり」、塩原温泉街の夜空を花火が彩る「塩原温泉宿花火2024」は、どちらも那須塩原の魅力がたっぷり詰まっています。
地元グルメや伝統行事が楽しめる夏の風物詩
第37回 西那須野 ふれあいまつり
西那須野エリアの夏の風物詩となっているのが、7月13日(土)に行われる「第37回 西那須野 ふれあいまつり」です。今年は、伝統の西那須野音頭に乗せた流し踊りや活気のある神輿渡御、疏水太鼓や遅沢ばやし、つきの木もちつき唄などの演奏やフラダンス、ベリーダンスが行われるほか、地元食材を中心としたグルメが味わえる出店も約50店登場予定。約40年前に地域のみんなで作り上げたというお祭りは、もちろん誰でも参加できるので、ぜひ地域住民と触れ合って、温かい街の雰囲気を感じてください。開拓の町の歴史を体感できる名物の「疏水レース」は、今年の秋に開催予定です。
DATA
日程:7月13日(土)※荒天の場合翌日
会場:JR西那須野駅西口駅前(栃木県那須塩原市永田町)
https://nishinasuno-kankou.org/
レトロな温泉街で楽しむ花火と音楽の初競演
塩原温泉宿花火2024
8月10日(土)には、皇族や文豪からも愛された名湯、塩原温泉の夜空に、1500発の花火が打ち上がる「塩原温泉宿花火2024」が開催されます。「温故知新~NEW Knows OLD~」をテーマにした今年は、花火と音楽の融合に初挑戦。地元有志を中心に復活する「塩原音頭」による流し踊りとお囃子の演奏ののち、町内放送を活用した音楽と花火の競演を楽しめます。会場には、多くのキッチンカーや屋台も登場。温泉街ならではのレトロでノスタルジックな雰囲気が漂うなか、花火とグルメ、どちらも満喫してください。
DATA
日程:8月10日(土)
会場:塩原温泉交流広場(栃木県那須塩原市塩原675-9)ほか
問合せ:0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
https://www.siobara.or.jp/information/20240506/2792/
「生乳産出額全国2位のまち」として、牛乳やチーズ、ソフトクリームなど、おいしい乳製品が豊富にそろう那須塩原市。市内を訪れた際は、観光スポットとして大人気の「千本松牧場」や、今年4月にリニューアルオープンした「道の駅 明治の森・黒磯」などに立ち寄って、おみやげに購入してみては?
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