連載 / レジャー

• 小松市

北陸新幹線1本で東京から約3時間！ 美しい景色が広がる小松市で絶景キャンプ

2024年8月 6日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

今春、北陸新幹線小松駅が開業した石川県小松市。もともと小松空港を擁する街は、新幹線の延伸でさらに東京からアクセスしやすくなりました。新幹線の駅の近くには、市内で創業した世界的建設機械メーカー・コマツが手がける「こまつの杜」があり、世界最大級のダンプトラックなどが展示された観光スポットとして人気。また、小松駅から車を1時間も走らせれば日本の原風景ともいえる里山風景が広がり、自然の恵みを体感できる場所がそろっています。

歌舞伎「勧進帳」の舞台「安宅（あたか）の関」がある日本海を北に、霊峰白山を東に抱く市内には、十二ヶ滝や荒俣峡、日用苔の里などの景勝地が点在。なかでも手つかずの自然が広がる木場潟から霊峰白山を望む眺望は絶景ポイントとして知られています。今回は、そんな美しい景色がそろう小松市で夏のキャンプを楽しめる2スポットを紹介。満天の星に感動必至の「西俣キャンプ場」、日本海に沈む夕日にうっとりの「小松市ふれあい健康広場」（写真）は、どちらも絶景を堪能しながらキャンプができると人気があります。

初心者も安心のキャンプ場で川遊びや満天の星を堪能

西俣キャンプ場

市内中心部から車で約30分の山間に位置する「西俣キャンプ場」。清流・西俣川が流れる自然豊かな空間には、ウッドデッキや芝生のキャンプ場や電源付きのオートキャンプ場のほか、日帰りデイキャンプ場もあります。また、場内には炊事場や温水シャワー、水洗トイレ、コインランドリーが完備されているので、キャンプ初心者でも安心。水温が上がる夏には、西俣川で川遊びも楽しめるうえ、蓮如山と鷹落山を望む山間の高地に位置しているので、晴れた日の夜は、都会では絶対見ることができない数多くの星が見られると評判です。

日本海に沈む夕日がロマンチックな感動キャンプ場

小松市ふれあい健康広場

日本海のすぐそばにあり、潮風を感じながらキャンプやBBQを楽しめる「小松市ふれあい健康広場」。海沿いの施設内には、霊峰白山と日本海を眺めながら9ホールのショートコースをプレーできるゴルフ場のほか、野外炉やコインシャワーが設置されたキャンプ・バーベキューエリア、オートキャンプエリアがそろっています。また、キャンプ場近くの展望広場にはハートのオブジェが設置された「恋人の聖地」があり、カップルを中心に人気。近くの小松空港を利用する飛行機や海が見られる絶景で、ロマンチックな夕日にうっとり必至です！

　市の面積の約7割が山林地帯となる小松市では、野生のイノシシなどを有効活用し、「こまつ地美絵(じびえ)」としてブランド化。ビタミンや鉄分が豊富で夏バテにもおすすめのイノシシ肉を使った料理を、市内の飲食店などで味わうことができます。グルメでは、市内の70店以上で提供される小松うどんもぜひ！ 松尾芭蕉に称賛されたという名物フードは、喉越しのよい細めの麺が特徴で、食欲がない暑い夏でもツルンといけちゃいます。

※写真はイメージです。