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サウナも話題！ 海沿い＆山里にある氷見市の温泉宿で秋を満喫

2024年10月15日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

富山湾に面した富山県北西部に位置し、１年を通して新鮮な魚介が楽しめる氷見市。冬に水揚げされる脂がのってプリプリの食感と甘みが絶品の寒ブリが有名ですが、秋もブリの幼魚・フクラギやカマス、アオリイカ、ノドグロなどの豊富な魚種を味わうことができます。海沿いにはナショナルサイクルルートにも認定される富山湾岸サイクリングコースが整備され、富山湾越しの立山連峰の絶景を眺めながらのサイクリングも人気があります。

その海沿いを中心に、市内には温泉施設が点在。「氷見温泉郷」と総称され、肌がツルツルになるナトリウム塩化物泉の“美人の湯”は、特に女性から人気があります。そこで今回は、サイクリングで疲れた体を癒すのにもぴったりな氷見温泉郷をご紹介。現在約15軒が営業する温泉旅館や民宿の中から、今一大ブームとなっているサウナも同時に楽しめる「民宿 あおまさ」「湯の里いけもり」の2軒をピックアップ。

オーシャンビューのプライベートサウナも話題！

「民宿 あおまさ」は、富山湾を望む海沿いにある民宿。“五感で楽しめる海直結の宿”をテーマにした砂浜までわずか10歩の宿は、全室オーシャンビューの客室と、氷見漁港で獲れた新鮮な魚介を使った海鮮料理が自慢です。温泉はアブラ温泉と呼ばれる、ガソリンのような独特のアブラ臭がするレアな泉質で、全国から温泉マニアがやってくるほど。温泉の有効成分が濃く、湯上り後も体がポカポカと温まります。23年にできたプライベートサウナは海側がガラス張りになっているので、遠くに立山連峰を望みながら体を整えられると話題。暑すぎず寒すぎない秋は、目の前の海に入ったり、屋外のチェアーで絶景を望みながらクールダウンできるのもポイントです。

民宿 あおまさ

森林浴で癒される露天エリアのバレルサウナ

一方の「湯の里いけもり」は、緑豊かな指崎地区にある山里の宿。日本の秘湯64選に選ばれた、湯冷めしにくく、筋肉痛やきり傷などに効果があるとされる天然温泉を楽しむことができます。開放的な露天風呂スペースに、地元のひみ里山杉などで作られた樽型のバレルサウナ（完全予約制）があり、涼やかな10月には森林浴もおすすめ。通常の宿泊プランのほか、氷見の新鮮な魚介や自家栽培の野菜などを使った料理が楽しめる日帰りプランもあり、日帰り湯としての利用もOKです。2022年にオープンしたユニバーサルデザインの「別館天座 AMAZA」には、車椅子の人も利用できる貸切露天風呂があり、家族風呂としても好評。

湯の里いけもり

海沿いの絶景サイクリングには、JR氷見駅などで借りられるレンタサイクルをチェック。体力にあまり自信がない人には、普通免許証で乗れる4人乗りの電気自動車「HIMICA（ヒミカ）」、観光列車の「ベル・モンターニュ・エ・メール」などもおすすめです。例年11月上旬に紅葉シーズンを迎える市内には、国の天然記念物にも指定される大きなイチョウの木がある「上日寺」など紅葉の人気スポットもあるので、こちらも要チェックです。

• 紅葉の時期は例年のもの。詳しくは、お出かけ前にご確認ください。