戊辰戦争の舞台となった鶴ヶ城や世界的にも珍しい螺旋階段があるさざえ堂など、国指定の文化財も数多い歴史と文化の街、福島県会津若松市。市内には、江戸時代から明治、大正・昭和初期に造られた歴史的建造物が今も多く残っていますが、それら14カ所をライトアップする「まちなかライトアップ~会津夜光彩紀行~」を2025年3月31日(月)まで実施中。今冬は、いつもと違った夜の街巡りを楽しむことができます。
地元で昔から食べられている渋柿の会津みしらず柿が食べごろを迎える食欲の秋は、食巡りもおすすめ。こづゆやわっぱ飯などの郷土料理や会津ソースカツ丼、会津カレー焼きそばなどのB級グルメが名物ですが、市内にはラーメン店も充実。距離が近い喜多方市の名物ラーメンはもちろん、会津ラーメンやミルクラーメンなど、個性豊かなラーメンがそろっています。そこで今回は、市内で話題のラーメン店4店をピックアップしてご紹介!
高級塩のうま味が広がる会津山塩らーめんが人気
裏磐梯の温泉水から作る会津山塩(あいづやまじお)を使ったラーメンを味わえるのが、「麺や 大一(たいいち)」です。山塩のうま味を引き出した優しい味の会津山塩らーめん(写真)850円は、トロトロの国産豚チャーシューや極太メンマなど、こだわり食材で作る具材の一つ一つがおいしいオールスター級の一杯。猪苗代キャベツを使った冬季限定ラーメンなど、季節ごとのメニューも評判です。
麺や 大一
DATA
住所:福島県会津若松市滝沢町6-22
電話:090-2880-6628
https://www.instagram.com/menya.taiichi/
地元で愛される老舗食堂のミルクみそラーメン
会津鉄道が走る芦ノ牧温泉駅近くで、100余年営業する「牛乳屋食堂」。嫁から嫁へと代々味を受け継いできた老舗食堂の看板メニューが、ミルクみそラーメン(写真)1150円です。味噌とミルクを組み合わせたまろやかなスープは、中太の会津麺を食べ終えたらご飯を入れてリゾットとしても楽しめます。全国丼グランプリ金賞受賞のソースカツ丼、すっきりとした味わいの元祖会津ラーメンも人気。
牛乳屋食堂
DATA
住所:福島県会津若松市大戸町上三寄香塩343
電話:0242-92-2512
http://www.gyunyuya.jp/
会津では珍しい豚骨らーめんは昼と夜で盛り付けが変化
豚骨ラーメンを味わいたいなら、会津若松駅から徒歩約8分の「こうみ家」がおすすめ。豚骨が苦手な人にこそ食べてほしい!というスープは臭みが少なく、豚骨のうま味だけが広がります。昼と夜で盛り付けが変わるらーめんは、昼が海苔とほうれん草、チャーシューをのせた昔ながらのトッピング。夜(写真)850円は、低温調理で作る鶏チャーシュー、生の黒胡椒などをのせた今風の一杯に。
こうみ家
DATA
住所:福島県会津若松市蚕養町6-38
電話:0242-32-8334
https://www.instagram.com/koumiya_bubucafe/
“サクとろ”チャーシューも自慢! 喜多方ラーメンの進化系
懐かしさのなかにも新しさを感じられる「喜多方ラーメンの進化系」を味わえるのが、七日町通りにある蔵を改装した「空山NEO 七日町店」です。一番人気は、鶏ガラをベースにした醤油ラーメンの空(写真)740円。あっさりながらコクのある淡麗スープ、焼いてから煮込む食感のよいチャーシューが絶品です。味噌ラーメンの山や塩ラーメンの雲など、メニューも豊富で何度来ても楽しめます。
空山NEO 七日町店
DATA
住所:福島県会津若松市七日町9-7
電話:0242-22-7272
https://peraichi.com/landing_pages/view/kuzan/
会津若松市では、ラーメン店と温泉施設を巡る「ラーメン湯治デジタルラリー」を2025年2月28日(金)まで開催中。近隣の喜多方市、山形県米沢市を含む約90店舗を訪れてポイントを集めると、抽選で豪華賞品が当たるチャンスです。おいしいラーメンとともにこちらもチェックして、秋の会津旅を満喫してください。
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