西に日本海、東には緑豊かな山々が広がる自然に恵まれた福井県福井市。例年12月~1月には、東西に長い市内の西側に広がる越前海岸の山の斜面に、県花でもある“雪中花”水仙が咲き誇り、奇岩断崖が続く海岸線と可憐な白い花のコントラストが楽しめます。また、市内中心部では、福井駅の恐竜たちに雪が降り積もり、太古の昔にタイムスリップしたような景観も見られます。
戦国時代から城下町として栄えた福井市ですが、いまでは日本屈指の恐竜の街として知られています。国内で発掘された恐竜化石の約8割が見つかった「恐竜王国」福井県の中心駅でもあるJR・ハピライン福井駅の周辺では、約10mのフクイティタンなどの巨大な恐竜モニュメント(写真)や動くティラノサウルスロボットなど、たくさんの恐竜がお出迎え。恐竜が描かれた駅舎や、恐竜が飛び出すトリックアートなどもあり、恐竜駅とも呼ばれています。今回は、その恐竜のライトアップも楽しめる冬のイルミネーションイベント「ふくあかり」をご紹介!
幸運を呼ぶ恐竜ランタンも♪ イルミが輝く夜のまちなかを散策
冬の福井市のまちなかを華やかな光で演出する「ふくあかり」は、今シーズンで5回目を迎えた恒例のイルミネーションイベントです。『時代を超えて、かがやき繋ぐ「ふくあかり」』をテーマとする今年は、12月6日に点灯式が行われ、2025年2月16日(日)まで実施。北陸新幹線の延伸でアクセスがよくなった福井駅の西口・東口で観光客を出迎えてくれる恐竜ロボットライトアップのほか、西武福井店横のアップルロードには、自分で色を変えられる恐竜のたまごのイルミネーション(写真上)が出現。電車通りの商店街アーケードには光のトンネルのような電飾が施され、路面電車とイルミネーションの共演(写真中)も楽しめます。福井市観光交流センターにあるティラノサウルスのランタン(写真下)は、見ると幸せになれるかも? 12月20日(金)から2025年2月2日(日)までは、福井駅近の広場「ハピテラス」に冬季限定のスケートリンクがオープン。イルミネーションを眺めながらナイトスケートも楽しめます。また、2025年1月31日(金)まで、ふくあかり公式アカウント「@fukui.city.syoukou」をフォローして、「#ふくあかり2024」「#ふくあかりフォトコンテスト」をつけて投稿する「Instagramフォトコンテスト」も展開中。お気に入りの一枚が撮れたら、こちらにもぜひご参加を!
ふくあかり2024
DATA
期間:開催中~2025年2月16日(日)
場所:アップルロード(西武福井店横)、福井駅前電車通り、福井駅東口ほか
電話:0776-20-5325(福井市商工振興課)
https://www.city.fukui.lg.jp/kankou/kankou/jouhou/fukuakari.html
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冬の福井旅行のお楽しみと言えば、越前がにと水ようかん。毎年11月6日から翌年3月20日までが漁期となり、その貴重さから県外にはほとんど出回らない“皇室献上ガニ”の越前がにを市内で味わったら、水ようかんは旅行のおみやげに。福井の寒い気候や丁稚奉公の文化などがつくり上げたとされる福井の水ようかん。冬の期間限定で販売される県民のソウルフードは、味や形、硬さなどに各店ごとの個性があります。ぜひ食べ比べて、自分好みの一品を探してみてください。