800年以上の歴史を持つとも言われる国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」の開催を2月17日(月)に控える青森県八戸市。田畑をならす農具の“えぶり”がその名の由来となるお祭りは2月20日(木)まで行われ、豊作を願う舞などが観客に披露されます。県内では比較的降雪量の少ない南東部に位置する八戸は港町としても知られていますが、恵まれた自然環境を生かした農業も盛んで、なかでもイチゴの生産量は県内一です。
秋から冬に「さちのか」「とちおとめ」「紅ほっぺ」「よつぼし」、夏から秋には「すずあかね」などの品種が栽培されている八戸。寒さの中でゆっくりと熟した八戸いちごは、とても濃厚な味わいが特徴です。そこで今回は、とちおとめを40分間食べ放題で味わえる人気のイチゴ狩りや、八戸いちごの販売やイチゴ大福づくり体験会などが行われる恒例のイチゴイベントなど、1年中イチゴを楽しめる街のイチゴ事情をご紹介!
甘~いとちおとめを40分間食べ放題で堪能!
イチゴ狩りが楽しめる「泉清水いちご観光農園」は、地場産の新鮮な野菜やフルーツが並ぶ直売所がある「道の駅 なんごう」の案内する観光農園です。今シーズンは1月上旬から5月下旬まで(イチゴの生育状況により変更あり)、とちおとめを40分間食べ放題で楽しむことができます。園内は雪が降る寒い日でも安心なビニールハウス内の高設栽培なので、快適かつ衛生的にイチゴを堪能できると評判。電話受付による完全予約制で、料金は中学生以上が1800円になります。「道の駅 なんごう」は、農園から車で約15分の場所にあり、栽培から製粉までをすべて地元で行う本格そばなどを味わえるレストランが人気。
泉清水いちご観光農園
DATA
住所:青森県八戸市南郷大森字片平山7-13
電話:0178-82-2881
https://www.michinoeki-nango.com/touristfarm/strawberry/
八戸いちごを使ったイチゴ大福づくりに挑戦!
濃厚な味わいが楽しめる八戸いちごを存分に堪能できる年に一度のイベント「八戸いちごマルシェ」が、今年も1月19日(日)に開催。八戸いちごの認知度向上などを目指して2013年にスタートした、毎年多くのイチゴ好きが集まるイベントです。今年は八戸いちごや八戸いちごを使ったジュースが販売されるほか、無料で参加できる「八戸いちごクイズラリー」や「八戸いちご大福づくり体験」(先着250名限定)なども実施。また、八戸いちごを使ったお菓子や工芸菓子が販売される「菓子まつり」も同時開催されます。
八戸いちごマルシェ
DATA
日程:1月19日(日)
会場:八戸ポータルミュージアム はっち
電話:0178-27-9163(八戸市農林水産部 農業経営振興センター)
https://www.city.hachinohe.aomori.jp/soshikikarasagasu/nogyokeieishinkocenter/matsuri_event/1/15337.html
ウニやアワビを煮た浜料理で、お椀の中のウニが「朝靄の中に霞む野いちご」のように見えたことから名づけられたといういちご煮や、八戸せんべい汁、八戸らーめんなど、寒い冬に食べたい体の温まるご当地グルメが豊富な八戸。2月1日(土)から3月31日(月)には、八戸港で水揚げされる魚介を4種類以上使用した八戸ブイヤベースが市内外の十数店で味わえる「八戸ブイヤベースフェスタ」も開催されます。そのほか市内には、オリジナルの海鮮丼が作れる浜市場みなとっと、郷土料理とお酒が楽しめる屋台が並ぶみろく横丁などの魅力的なスポットが充実。市内を訪れた際は、こちらもチェックして“食”の面でも八戸を満喫してください。
※記事内の価格はすべて税込です。販売価格は予告なく変更される場合があります。イチゴ狩りはイチゴの生育状況によって予約できない場合があります。