まばゆいイルミネーションの光に包まれた函館市で、この冬一番の思い出作り♪

2025年12月 9日 12:00 更新

文●越智龍二　イラスト●サタケシュンスケ

日本初の国際貿易港となった函館港を有し、異国情緒あふれるモダンでレトロな街並みが広がる北海道函館市。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星の評価を受けた「函館山からの眺望」をはじめとした絶景ぞろいの街は、これまで数多くの映画やドラマなどの舞台となってきました。そんな絵になる街は、冬になると市内各所がイルミネーションで美しく彩られ、幻想的な雰囲気に包まれます。

イルミネーションは、CMなどのロケ地としてもおなじみの八幡坂や五稜郭、教会や歴史的建造物が並ぶ元町地区、北海道三大温泉郷の一つに数えられる湯の川温泉などで実施。まさに街全体がきらびやかに輝き、冬だけの美しさを魅せてくれます。その中でもおすすめなのが、11月末からクリスマスまで行われる「はこだてクリスマスファンタジー」。今回は、赤レンガ倉庫群海上に巨大なクリスマスツリーが出現する、この恒例イベントをご紹介します。

きらびやかな巨大ツリーと花火の競演が見られる冬の風物詩

2025 はこだてクリスマスファンタジー

函館ベイエリアにイルミネーションで彩られた巨大クリスマスツリーが出現する、冬の一大イベント「はこだてクリスマスファンタジー」。今年も11月29日から12月25日（木）までの約1ヵ月間行われています。

　イベントのシンボルとなるツリーは、約15万球ものLED電球できらびやかに装飾。毎日16：30に点灯後、17：45に消灯したツリーが18：00に再点灯する際に花火が打ち上がるほか、18:30、19:30、20:30から各15分間に渡ってツリーが赤く染まる「プレミアムレッドツリー」も見どころです。

　ツリーを間近に見上げる赤レンガ倉庫群前の広場からツリーと花火を同時に観るのも迫力満点ですが、会場から少し離れた八幡坂（写真下）などの高台から、街並み全体と共に花火を楽しむのもおすすめ。また、会場では今シーズンも地元の人気店によるスープバーを開催中。地産地消をテーマに道南の地域食材を使ったスープ（各店1杯700円）を味わえるので、温かいスープで冷えた体を温めつつ、イルミネーションと花火の競演を楽しむことができます。