
やっぱり暑くなりそうな今年の夏。暑さを避けて快適に過ごせる場所を探しているなら、山と水、緑に恵まれた岩手県最南端の地に、自然がつくり上げた造形美が豊富にそろう一関市がおすすめ。世界遺産の街・平泉の玄関口として知られ、国の名勝に指定される「猊鼻渓(げいびけい)」(写真)、「厳美渓(げんびけい)」の二大渓谷などを擁する外国人にも人気の街です。
今回は、新緑が美しい渓谷でマイナスイオンを浴びながら進む舟下りが人気の「猊鼻渓」、2027年に名勝指定100周年を迎える、ダイナミックな渓谷美が圧巻の「厳美渓」に加え、中に入れば夏でも平均13℃の日本最古の鍾乳洞、「幽玄洞(ゆうげんどう)」を合わせた3スポットをご紹介。東北新幹線を使えば、埼玉・大宮から約100分と思いのほか近く、日帰りでも行けちゃいますよ。
風向明媚な世界にどっぷり浸る約90分間の川下り

日本百景の一つに数えられ、国の名勝でもある「猊鼻渓」は、北上川の支流である砂鉄川が石灰岩を侵食してできた高さ100m超の断崖絶壁が約2㎞に渡って続く渓谷です。ぜひ体験してほしいのが、日本で唯一1人の船頭が棹1本を操って渓流を往復する舟下り。船頭が歌う「げいび追分」を聴きながら幻想的な自然美の中をゆっくり進めば、日ごろの疲れや暑さも忘れるはずです。運玉を投げ、みごと穴に入れば願い事が叶うと言われる運試しも人気。
猊鼻渓
DATA
住所:岩手県一関市東山町長坂字町467
電話:0191-47-2341(げいび観光センター)
https://www.geibikei.co.jp/funakudari/route/
空飛ぶ団子が名物! 伊達政宗も愛したダイナミックな渓谷美


一関市内へ流れる磐井川の浸食がもたらした約2㎞もの渓谷美を堪能できる「厳美渓」。古くは伊達政宗が愛したとされるほか、明治天皇も訪れた国の名勝に指定される景勝地です。巨岩や奇岩、深淵に、急流に削られた甌穴などのダイナミックな絶景とともに楽しみたいのが、郭公だんご(写真下)。岩場のカゴの中にお金を入れて木槌を鳴らすと、対岸からロープ伝いにお団子が届けられる厳美渓の名物です。空を飛ぶ団子が見られる天工橋、吊り橋の御覧場橋などが人気の撮影スポット。
厳美渓
DATA
住所:岩手県一関市厳美町字滝の上地内
電話:0191-23-2350(一関市観光協会)
https://www.ichitabi.jp/spot/data.php?p=8
年中平均13℃! 日本最古の鍾乳洞内は貴重な化石の宝庫!

3億5千万年前は海底だった、日本最古の鍾乳洞「幽玄洞」。古生代中期の地層がむきだしになった洞内には石筍や石柱、つらら石などの鍾乳石やエメラルドグリーンの地底湖などが生み出す神秘的な世界が広がります。壁面には棘皮動物のウミユリや腕足類、四放サンゴといった生物の化石が露出。日本で初めて、完全に近い状態のウミヨリのガクの化石(写真下)が岩盤上で発見されるなど、日本有数の化石のメッカとしても知られています。梅雨時には洞内の鍾乳石が潤い、普段は見られない滝が出現することも!
幽玄洞
DATA
住所:岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1
電話:0191-47-3303(幽玄洞観光)
https://www.yuugendo.net/
実は、お餅の聖地としても知られる一関市。正月に限らず一年中お餅を食べる餅食文化があり、毎年秋には多種多様なご当地餅が集まる「もちフェスティバル」も開催されています。市民は300種類を超える餅料理を楽しんでいると言われますが、一関を訪れたなら一度味わってほしいのが、いくつもの餅料理がお膳などに並んだ豪華な「もち膳」。市内の飲食店でも食べられるので、ぜひチェックしてみてください。






































