日本海に面した秋田県のほぼ中央に位置し、東に出羽山地が広がる公園都市の秋田市。四季折々の風景が楽しめ、この時期は新緑が美しい「千秋公園」や、8月3日(土)~6日(火)に行われる「秋田竿燈まつり」を体験できる「秋田市民俗芸能伝承館」、洋画家の藤田嗣治が描いた世界最大級の壁画「秋田の行事」を所蔵する「秋田県立美術館」など、主要なスポットが秋田駅から徒歩圏内にそろい、コンパクトな観光を楽しむことができます。
一方で、無料で登れる地上100mの展望台から秋田市内を一望できる「道の駅あきた港ポートタワーセリオン」がある海側にも人気スポットが点在。今回は、そんな海に近い市内西部地域にあるおすすめスポットを3つご紹介します。動物たちを間近で見られると評判の「秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~」(写真)と動物園内にあるミニ遊園地の「大森山ゆうえんちアニパ」、体験イベントも人気の「秋田市新屋ガラス工房」は、いずれも親子で訪れるのにおすすめの場所です。
秋田市を一望する大森山にあるイベント豊富な動物園
秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~
動物との距離が近くなるガラス展示などが評判の「秋田市大森山動物園~あきぎんオモリンの森~」。約13haの広大な敷地に約100種類の動物たちが暮らすほか、動物の展示場の中を通り抜ける空中観察遊具「アソヴェの森」も大人気です。“楽しく学べる体験型動物園”をテーマにイベントも多数開催。飼育員の解説を聞きながら動物の食事風景を見られる「まんまタイム」や「どうぶつ解説」、毎日行われるエサやり体験のほか、8月10日(土)~15日(木※13日は休み)には21時まで営業する「夜の動物園」も行われます。
DATA
住所:秋田県秋田市浜田字潟端154
電話:018-828-5508
https://www.city.akita.lg.jp/zoo/index.html
小さな子どもでも楽しめる動物園内のミニ遊園地
大森山ゆうえんちアニパ
動物園を楽しんだ子どもをさらに笑顔にしてくれるのが、動物をモチーフにしたアトラクションがそろう大森山動物園内のミニ遊園地「大森山ゆうえんちアニパ」です。2歳から乗車できるキリンのジェットコースター、0歳から大丈夫なゾウのモノレールや2023年にできた冷暖房完備の観覧車など、ほとんどの乗り物が小さな子どもでも利用できるので、年齢制限を気にせず、誰もが楽しめるはずです。8月の特定日には21:00まで営業する「ナイトアニパ」も実施。
DATA
住所:秋田県秋田市浜田字潟端154
電話:018-828-1321
https://www.anipa.jp/
作品づくりの体験イベントも人気のガラス工房
秋田市新屋ガラス工房
「秋田市新屋ガラス工房」は、ガラス作家の制作工程が見学できるほか、作品の展示販売も行われる“ものづくり”を感じられる空間。中学生以上を対象とした吹きガラス制作体験や、未就学児(保護者同伴)が対象の手型・足型サンドキャスト体験(どちらも要予約)など、毎週日曜日に定期開催される体験イベントも人気があります。夏には涼やかなガラスの風鈴コーナーが設置される館内には、工房で作られたグラスで飲み物を提供するカフェも。
DATA
住所:秋田県秋田市新屋表町5-2
電話:018-853-4201
https://araya-glass.akita.jp/
秋田といえば思い浮かぶのが秋田犬ときりたんぽ鍋。秋田犬に出会える「秋田犬ふれあい処in千秋公園」のほか、オリジナルグッズも豊富に並ぶ「秋田犬ステーション」がエリアなかいち近くにあります。秋田駅の周辺にはきりたんぽ鍋や秋田の郷土料理のお店もそろっているので、電車でおでかけの際はこちらもチェックしてみては?