市内の東西南北を主要な道路や鉄道が貫く交通の要衝として栄え、栃木県内で2番目に人口の多い約16万人が暮らす小山市。その一方で、6年連続でコウノトリのヒナが生まれたラムサール条約湿地帯の渡良瀬遊水地を有するなど、緑豊かな自然にも恵まれています。例年11月には、思川を見下ろす高台にある城山公園(祇園城跡)の大イチョウが色づく黄葉が見ごろを迎えるほか、古くからの酒どころでもある市内の蔵元からは新米新酒も順次お目見えします。
そんな見どころ満載の秋に訪れたい街には、街歩きの時間をより充実させてくれるおしゃれなカフェが点在。そこで今回は、数ある市内のおしゃれカフェの中から、自家焙煎した個性あふれるスペシャルティコーヒーが味わえる「Cafe FUJINUMA 本店」(写真)、山小屋風の店内でこだわりのグルメを堪能できる「Cafe Q」、まるで外国にいるような優雅な時間が過ごせると評判の「Deuil la Barre ナツメcafe」の3店をご紹介します。
個性豊かなスペシャルティコーヒーを自家焙煎で味わえる気鋭店
まずご紹介するのは、小山駅西口から徒歩3分、市内のメインストリート・祇園城通り沿いに位置する「Cafe FUJINUMA 本店」。市内に数店舗を構えるオープン13年目の自家焙煎コーヒースタンドでは、オーナーの藤沼氏が焙煎したスペシャルティコーヒーを日差しが差し込む明るい店内で堪能できます。生産地域や品種で異なる個性豊かな豆をバリスタが丁寧に淹れるハンドドリップ(660円~)で楽しめるほか、小山産和牛などを使ったスパイシーなおやま和牛ドライカレー(写真下、1290円)など、コーヒーに合うメニューも豊富。毎週金曜・土曜にはナチュールワインが味わえる夜カフェとしても営業しています。
Cafe FUJINUMA 本店
DATA
住所:栃木県小山市中央町2-8-16
電話:0285-37-8704
https://www.instagram.com/cafefujinuma1/
山小屋風の店内で“ちょっとごちそう”を味わえるグルメカフェ
「Cafe Q」は、小山駅東口から徒歩約20分の閑静な住宅街にある隠れ家カフェ。山小屋をモチーフにした店内には店主こだわりの品々が所せましと並び、オープンから12年間日々変化し続けています。〝まいにち、ちょっとごちそう〟をコンセプトにするハンバーガーや定食などの数あるメニューの中でも一番人気は、テイクアウトもできる太平山 鶏の唐揚げ定食(写真、972円)。秘伝の揉みダレに漬け込み、2度揚げすることで外はサクッ、中はジュワッと旨味があふれ出す一品です。食欲の秋にぴったりの秋限定メニューも登場予定!
Cafe Q
DATA
住所:栃木県小山市城東7-1-12
電話:0285-25-4354
https://gourmet.aumo.jp/gourmets/1182941?shop_mode=preview
フランスの片田舎を思わせる温かい店内で優雅な時間を満喫
3軒目は、まるで外国に訪れたかのような雰囲気が楽しめる「Deuil la Barre ナツメcafe」です。国道4号線から1本入った路地に佇むお店は、築100年以上の大谷石の蔵をリノベーション。靴を脱いで入る店内には、大きな窓から庭の木々を眺められる部屋(写真上)と、アンティークな家具や薪ストーブなどが配された部屋(同下)があり、どちらの部屋でも優しく温かい雰囲気のなか、落ち着いた時間が過ごせます。約2杯分飲めるスペシャリティコーヒー(630円~)のほか、スパイシーな味わいのカレー(ドリンクセットで1390円)や手作りスイーツ(スコーン270円ほか)など、店主こだわりのメニューをリーズナブルな価格で味わえるのもうれしいポイント!
Deuil la Barre(ドゥイユ ラ バル) ナツメcafe
DATA
住所:栃木県小山市乙女1238-9
電話:0285-45-7637
https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=17896
秋の市内では、毎年11月の第2土曜・日曜(2025年は11月8・9日)に、小山総合公園で「おやまバルーンフェスタ」を開催。カラフルな熱気球が秋空を彩る競技フライトのほか、熱気球への搭乗体験(有料)もできる大人気のイベントです。また、10月25日(土)・26日(日)には、城山公園に全国の人気コーヒーショップ約30店が集まる「OYAMA COFFEE FESTIVAL Vol.2」も開催されるので、両イベントが行われるタイミングに合わせて小山を訪れてみては?
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