埼玉県の南部に位置し、130万人以上が暮らすさいたま市。東京にも程近い、日本有数の大都市でありながら、見沼田んぼや荒川の河川敷など豊かな自然にも恵まれ、暮らしやすい街として近年、人気が高まっています。
一方で、新幹線6路線が集結する「東日本の交通の要衝」として発展した街は、東北自動車道や東京外郭環状自動車道路、首都高速大宮線などが都心と直結しているため、全国的に有名な銘菓を製造する工場などが多くあるのも特徴です。それもあってか、さいたま市は、菓子類の消費額が高い街としても有名。総務省統計局による家計調査では、旧浦和市の時代には、1世帯あたりの年間ケーキ消費額が全国都道府県庁所在地で1位に、2017年から2019年の平均ではプリンの消費額でも1位になったほどです。
オンリーワンの色鮮やかなスイーツにうっとり
そんなスイーツの街で、2007年のオープン以来、市民から支持を集めているのが、「アカシエ」です。 店内には、洋菓子の世界大会で優勝した経験もある興野(きょうの)シェフが、日本各地で出会った最高の食材で作る“世界に一つしかない”斬新かつ色鮮やかなスイーツがズラリ。写真は、口溶けのよいバタークリームとマカダミアナッツが絶妙な「デリス・マカダミア」(583円、手前)ほか。
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本場仕込みの美しく洗練されたフランス菓子
大宮氷川神社の参道入り口近くにある行列店が、フランス菓子店「UN GRAND PAS(アングランパ)」です。東京の名店「オーボンヴュータン」で修業後、本場フランスでも経験を積んだ丸岡シェフパティシエが生み出すスイーツは、目でも楽しめる美しく洗練されたものばかり。写真は、ガナッシュの濃厚な味わいをカスタードソースが引き立たせる「ショコラ ルー」(486円)。
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素材にとことんこだわった至高のプリン
同じく氷川参道の近くにあるのが、プリン専門店の「檸檬堂 f」。旨味とコクが特徴の逸品卵「トップラン」、香り高いマダガスカル産とタヒチ産のWバニラなどのこだわり素材を使い、丁寧に手作りされるプリンは、ほかにはない贅沢な味わいです。写真は、濃厚なコクと香りが自慢の「檸檬堂プリン」(520円)。カフェ併設の本店「プリン工房 檸檬堂。」は、2021年11月再開予定。
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月ごとの限定味も楽しみな定番和菓子
和菓子好きには、1912(大正元)年創業の老舗「菓匠花見」をおすすめします。看板商品は、水辺にたたずむ鷺の美しい姿に魅了された2代目が考案した「白鷺宝(はくろほう)」(1個98円、写真)。卵を加えて焼き上げた白餡をミルクでコーティングした口当たりのまろやかなお菓子は、お土産としても人気です。毎月限定の白鷺宝が登場するのも楽しみの一つ。
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見た目もキュートな“映える”フルーツゼリー
さいたま市のみならず、世界に誇るお土産として有名なのが、「彩果の宝石」の「フルーツゼリー」(15種類15個入 540円~、写真はイメージ)です。世界中から厳選した旨み豊かな果汁とジューシーな果肉を贅沢に使用したゼリーは、フルーツ本来の風味が楽しめるほか、上品な甘さや歯切れのよい食感が特徴。果実をかたどったかわいい形も“映える”と評判です。
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ここもCHECK!
ケーキやプリン、饅頭やゼリーなど、街を歩けば、おいしいスイーツに出会えるさいたま市。市内のスイーツ店とコラボした、さいたま市誕生20周年記念スイーツも期間限定で販売しています。
「さいたま市誕生20周年×さいたまスイーツ」特設ページ
https://www.city.saitama.jp/20th/jigyou/p083970.html
「さいたまスイーツ」ウェブサイト
https://www.saitamasweets.com/
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