郡山市立美術館では12月26日まで、企画展「東日本大震災10年 やなせたかしの世界―愛と抒情 アンパンマンを生んだひと―」を開催中。
子どもたちに絶大な人気を誇るアンパンマンを生んだやなせたかし(1919~2013)は、漫画家、詩人、イラストレーター、絵本作家など多才な芸術家であり、気鋭の編集者としても幅広く活躍した。94歳で他界するまで創作を続けたやなせの作品には、自身の生い立ちや戦争体験を通して形づくられた、普遍的な人間愛があふれている。企画展では、やなせたかしの代表的な絵本原画をはじめ、長きに渡り編集長をつとめた雑誌「詩とメルヘン」の表紙原画、アンパンマンを主題にした絵画作品などおよそ200点を展示。その多彩な創作活動に迫る。