岩手県立美術館は5月15日まで、「東北へのまなざし 1930–1945」を開催中。
1930年代から1945年にかけての日本は満州事変に始まる混乱が太平洋戦争へと拡大していった時代。一方、昭和モダンとよばれた都市文化が爛熟し、視覚文化や生活様式が急激な変化を遂げた時代でもあった。1930年代から45年にかけての時期に東北を訪れ、人々の暮らしに注目した建築家ブルーノ・タウトや民藝運動を展開した柳宗悦らの記録を展示。これら複層的な「眼」を通して、当時は後進的な周縁とみなされてきた東北地方が、実は豊饒なる文化の揺籃であり、そこに内包される営みの力が現在と地続きであることを改めて検証する。
DATA
会期:5月15日まで
開館時間:9時30分~18時(入館は17時30分まで)
会場:岩手県立美術館 企画展示室
休館日:月曜日(5月2日は開館)
観覧料:一般1000円/高校生・学生600円/小学生・中学生400円
※団体料金あり
※障がい者手帳などの提示で本人および付き添い1名半額
※岩手県子育てパスポート割引あり
※企画展観覧券でコレクション展も観覧可能(4月26日~28日は展示替えのためコレクション展を観覧できない)
関連イベント
4月10日:講演会「東北で見出されたものづくりの知恵と21世紀の暮らし」
4月29日・5月13日:ギャラリートーク
4月24日:アート・シネマ上映