長野県長野市では、新型コロナウイルスの影響で1年延期されていた善光寺の「御開帳」が4月3日から始まった。今回は期間を1ヵ月延長し、6月29日まで開催する。
善光寺では鎌倉時代に本尊の身代わりとして「前立本尊」が造られた。普段は宝庫に安置されており、7年に一度の御開帳の時だけ一般公開する。
御開帳期間中は、毎年1月7日~15日に開催する「御印文頂戴」(8時30分〜17時)を毎日受け付けるほか、一日の終わりに善光寺住職の手によって前立本尊の厨子の扉が閉じられる「夕座法要」、本堂と回向柱ライトアップ(日没から21時まで)を実施する。
また、5月5日には子どもの健やかな成長を願う「第100回 仏都花まつり」、5月15日には「篠ノ井大獅子奉納」を開催。6月29日には御開帳を終える「結願大法要」、6月30日には「前立本尊御還座式」を実施する。
DATA
「善光寺御開帳」
会場 長野市 善光寺
期間 6月29日まで
住所 長野県長野市大字長野元善町491-イ
TEL 026-227-2428(善光寺御開帳奉賛会)