山形県立博物館では6月4日~8月28日、「発掘30周年・マムロガワクジラ、新生代の海を泳ぐ ~やまがた北部の古生物~」を開催する。
「マムロガワクジラ」とは、山形県真室川町大沢で発見された600万年前の鯨類化石で、大型ヒゲ鯨類を中心とする複数個体が混合した化石群。1992年から1994年にかけて発掘調査され、今年発掘から30年となることを記念し、展示会ではマムロガワクジラの全標本を公開。発掘時に産出した貝類、サメ類、鰭脚類などの化石や新庄盆地の多様な化石も展示する。また、東北地方の主要な鯨類化石や現生鯨類の骨格標本を比較展示し、鯨たちが生きていた時代の太古の山形の姿に迫る。
また、関連行事として記念講演会(6月18日、7月16日、8月20日)、展示解説会(6月4日、7月2日、8月6日)などを実施する。
DATA
開催期間:6月4日~8月28日
会場 :山形県立博物館 第3展示室