会津若松市の福島県立博物館では7月23日~9月19日の期間、「新選組展2022」を開催する。
尊王攘夷の実現を目指した新選組は、会津藩に所属して京都市中の治安維持を担う一方、局長・近藤勇は一橋・会津・桑名(一会桑)勢力の有力な周旋方として政治活動に奔走した。戊辰戦争で新選組は幕府側に属して最後まで戦い、東北、箱館(函館)へと転戦し懸命に激動の時代を生き抜き、現代にいたるまで小説、アニメ、ドラマ、映画などで、常に身近な存在として描かれ親しまれている。
その一方、近年歴史学の分野では新選組やその周辺の調査・研究が進み新たな資料が発掘され、小説などで知られる新選組像とは異なった姿が明らかになってきた。本展覧会では、これら最新の研究知見を加味しながら、会津、京都という新選組と深く結びついたゆかりの地を舞台に新選組の実像に迫る。
DATA
開催期間:7月23日~9月19日
※会期中、写真など一部の資料は作品保護のため前・後期で展示を入れ替える
・前期:7月23日~8月21日
・後期:8月23日~9月19日
休館日:月曜日(9月19日は開館)
観覧時間:9時30分~17時(入場は16時30分まで)
※期間中の7月23日・30日、8月6日・11日・12日・13日・27日、9月3日・10日・17日・18日は夜間開館を実施
観覧料
当日券 :一般・大学生1300円/高校生800円
前売り券:一般・大学生1000円/高校生640円
※団体料金あり、中学生以下無料
※企画展料金で常設展も観覧可能