青森県八戸市の八戸市美術館では10月29日より、「佐藤時啓—八戸マジックランタン—」を開催する。
本展は、写真家・美術家の佐藤時啓氏による6年に及ぶ制作期間を経て撮影された、八戸を舞台とした作品を中心に構成されている。
作品の1つ、「Magic Lantern」シリーズは、ろうそくやランプの光とレンズを利用して、ガラスに描かれた絵を投影する装置「マジックランタン(幻燈機)」から着想を得て制作。これまでの長時間露光による撮影手法を踏襲しつつも、祭りや漁港、名勝地などの風景を重ね合わせた新たな手法により、地域に潜在する歴史や文化的意識を想起させる作品群となっている。
そのほか、八戸市民による、八戸の風景をテーマとした写真展も同時に開催する。
DATA
会期:10月29日~2023年1月9日
開催時間:10時~19時(入場は18時30分まで)/12月28日~1月4日は10時~17時(入場は16時30分まで)
休館日:火曜日、12月31日、1月1日(1月3日は開館)
観覧料:一般 800円(650円) 大学生・専門学校生 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金
※11月3日、12月24日は無料デー