宮城県仙台市「仙台文学館」は12月11日まで、特別展「山内ジョージ 文字絵の世界」を開催中。
宮城県出身の漫画家・イラストレーターの山内ジョージ氏は、旧満州から引き揚げ、父の郷里・登米市で育った。手塚治虫に憧れ、石ノ森章太郎に出会った少年時代や、マンガの聖地「トキワ荘」で漫画家として研鑚を重ねた青春時代を経て、イラストレーションに機運を見出し、生み出した「動物文字絵」によって、カンボジアの女性たちの識字率向上に貢献した。80歳を超えた今も創作活動を通して、あたたかな交流の輪を広げ続けている。
展示では、世界で愛される「動物文字絵」の原画のほか、中学3年生の時に「河北新報」に掲載された4コママンガや「トキワ荘」時代の貴重な資料などから、ジョージ氏の歩みをたどり、ユーモアあふれる作品世界を展望する。
DATA
会期:12月11日まで
休館日:月曜日(10月10日は開館)、祝・休日の翌日(10月11日は開館)、第4木曜日
会場:仙台文学館 企画展示室
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
観覧料:一般810円、高校生460円、小・中学生230円(各種割引あり)
主催:仙台文学館