山形県立博物館は12月11日まで、プライム企画展「女神たちの饗宴 -『縄文の女神』国宝指定10周年-」を開催中。
2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が縄文時代の生活と精神文化を今に伝える貴重な文化遺産として評価され、世界文化遺産に登録された。山形県でも縄文時代の大規模な集落跡が多数見つかっており、集落の遺跡からは多くの土偶が出土している。なかでも舟形町西ノ前遺跡から出土した「縄文の女神」は、2012年に国宝に指定されて今年で10周年を迎える。
本展示会では5つの国宝土偶(複製)が一堂に会し、国宝土偶の持つ魅力や造形の美しさが紹介される。また、山形県内の集落遺跡で出土した土偶や土器も展示され、自然とともに営んだ縄文の人びとの祈りや願いに迫る。記念講演会や展示解説会、記念イベントも開催。
DATA
開催日:12月11日まで
会場:山形県立博物館 第3展示室