栃木県の小山市立博物館では11月27日まで、第77回企画展「小山市埋蔵文化財保護行政45年の歩み」を開催している。
2022年は、小山市が埋蔵文化財調査の基本資料である「小山市遺跡分布図・地名表」の調査・作成に着手してから45年の節目の年にあたる。
調査は、専門の調査員が小山市全域を歩いて遺物の散布状態を把握し、その結果を地図に記したもので、市内に存在する埋蔵文化財を正確に把握するとともに、開発による消滅を未然に防ぎ、文化財保護・活用に資することを目的としている。小山市遺跡分布図・地名表の作成により、同市は現在では栃木県はもとより、関東でもトップクラスの調査体制を誇る組織となっているという。
本展では、これまでの埋蔵文化財保護行政組織の移り変わりや発掘調査の成果をまとめ、各時代を代表する遺物や遺構を紹介して、小山市の歴史の変遷を紹介する。
DATA
期間:11月27日まで
開館時間:9時~17時(ただし入館時間は16時30分まで)
場所:小山市立博物館企画展示室
入館料:大人200(100)円、大学・高校生100(50)円、中学生・義務教育学校生以下無料
※( )内は20名以上団体料金、おやまミュージアム割(今年度の車屋美術館入館券提示で団体料金適用。1回のみ)
※11月3日(木曜日・文化の日)と23日(水曜日・勤労感謝の日)は無料公開日
休館日:10月17日、24日、28日、31日、11月 4日、7日、14日、21日、24日、25日