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現在の時空間から解放された「桃源郷」へいざなう企画展　埼玉県立近代美術館にて「桃源郷通行許可証」10月22日～2023年1月29日開催

2022年10月30日 12:00 更新

さいたま市「埼玉県立近代美術館」は10月22日～2023年1月29日、企画展「桃源郷通行許可証」を開催する。

桃源郷は、中国の詩人・陶淵明が記した物語「桃花源記」に由来する理想と平和の土地。古今東西の芸術作品を鑑賞するということは、私たちが今立つ地点から遠く離れた時間や空間を経験するということでもあり、現実の奥深くに現在の時空間から解放された「桃源郷」があるとすれば、芸術作品は「桃源郷」への扉を開くための「通行許可証」のようなもの。企画展「桃源郷通行許可証」は、多様な時代、ジャンルの作品と埼玉県立近代美術館のコレクションとの遭遇を通じて、時空を超えた芸術作品の魅力を探る展覧会。

幅広い世代・ジャンルの6名の作家が新作・近作を中心に作品を出品し、同館のコレクション等と組み合わせた展示空間を構成。6名の作家のセクションの間には、桃源郷を画題にした近世絵画から現代美術まで、コレクションを中心に借用作品を交えて、見る人を様々な時空間へと導く美術作品を紹介し、時空を超えた芸術の魅力を探る。

※展覧会タイトル「桃源郷通行許可証」は出品作家・松井智惠の作品に由来