仙台市の宮城県美術館では11月27日まで「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を開催している。
ザクセン選帝侯の収集品を基礎に、ヨーロッパ有数のコレクションを誇るドレスデン国立古典絵画館。
その至宝のひとつ、ヨハネス・フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」は、光の差す窓辺にたたずむ女性を描く、独自の様式を確立した初期の傑作として知られている。近年の大規模な修復プロジェクトにより、本作品の背景の壁から、画家の死後に塗りつぶされていたキューピッドの画中画が姿を現したという。
本展では、修復後の姿が公開されたばかりである本作品をはじめ、同館の豊富なオランダ絵画コレクションから、レンブラント、メツー、ファン・ライスダールなど、17世紀を代表する画家たちによるおよそ70点を展示する。
DATA
会期:11月27日まで
開館時間:9時30分~17時(発券は16時30分まで)
会場:宮城県美術館本館 2階展示室
休館:月曜日
当日券料金:一般1600(1400)円、学生1400(1200)円、小・中・高校生800(650)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
補足:本展チケットでコレクション展示(本館1階展示室、佐藤忠良記念館)も観賞可能