上田市「サントミューゼ 上田市立美術館」および「上田市立博物館」では共同企画として9月3日まで「刀剣と甲冑 -地域の刀剣の歴史と現代の匠の技-」を開催している。
本展は上田地域とその近隣に古代から現代まで悠久の時間の中で育まれてきた刀剣と甲
冑の文化に光を当て、地域の人々にその歴史的な背景、そして、資料そのものの美術工芸品としての文化的価値を改めて知ってもらうことを目的とするもの。
展覧会では、古代の古墳に副葬された直刀のほか、戦国時代に当地を治めた真田家ゆかりの名刀、歴代上田藩主の資料、幕末の名匠・現代の人間国宝が制作した名刀の品々を紹介。それらを通して、長い時を経て地域に大切に伝えきた人々の想いや名品の繊細な美しさ、武具・甲冑などの武士の装いに秘められた威厳などを感じてもらうとともに地域の歴史などについての探求や学びのきっかけとしてもらいたいという。
なお、本展は、上田市立美術館・上田市立博物館の2館共同、同時開催の展覧会となる。
美術館では、上田地域とその近郊で発掘・所蔵されている刀剣と伝来している甲冑を歴史的な流れ等から紹介するとともに江戸時代の名工山浦真雄・環(清磨)兄弟や現代の名工で人間国宝の宮入行平刀匠等の現在に受け継がれる匠の制作した刀剣を紹介。
一方、博物館では真田氏・仙石氏、松平氏と上田藩ゆかりの武具・甲冑を展示する。
DATA
会期:~9月3日
会場:上田市立美術館・上田市立博物館(2会場同時開催)
展示作品点数:110点程度(市立美術館70点程度、市立博物館40点程度)
観覧料:
美術館・博物館・上田城櫓共通 一般 1200円/高・大学生 700円/小・中学生 400円
美術館のみ 一般 800円/高・大学生 500円/小・中学生 300円/親子ペア 1000円
博物館のみ 一般 500円/高・大学生 300円/小・中学生 150円
休館日
美術館:火曜日
博物館:水曜日、8月21日(ただし8月16日は開館)