ホテルメトロポリタン 盛岡は3月31日まで、NEW WING日本料理「対い鶴」にて岩手の食材を使用した善哉を、岩手が誇る伝統工芸「浄法寺漆器」で提供する。
国内で流通している漆のうち、国産漆はわずか7%。そのうちおよそ80%を占めているのが、岩手県の二戸地域を中心に生産されている「浄法寺漆」。浄法寺漆は塗ったあとの強度が非常に高く耐久性に優れていることや、赤や黒の鮮やかな色合いを漆器に生み出せることなど、品質の高さもその特徴のひとつ。文化庁では、平成27年度から国宝などの建造物の修復にはすべて国産漆を使用する方針を通達しており、また、熟練の技を必要とする漆掻きは2020年にユネスコの無形文化遺産「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の技術のひとつとして登録されている。
同ホテルの対い鶴は、岩手の旬の味覚と日本の繊細な「和」の心が味わえる日本料理店。善哉は岩手県産にこだわった自家製で、紫波町産のもち米で作る焼き餅とほんのり塩を加えた岩手県産小豆は甘さ控えめの上品な味わいとなっており、岩手県産いちごと金箔を添え、見た目も華やかに仕上げている。
DATA
提供期間:3月31日まで
提供時間:ランチ 11時30分~14時[L.O]/ディナー 17時〜19時30分[L.O]
価格:単品1200円/抹茶またはコーヒー付き1700円
※漆産業振興のため、商品代金の一部は二戸市へ寄付される
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