富山県 南砺市の善徳寺内に、ホテルを中心とした文化複合施設「杜人舎(もりとしゃ)」が3月15日にオープンした。
杜人舎は、カフェとショップを加えた文化複合施設。2階のホテルは長期滞在も可能で、総檜風呂を備えたトリプルを1室、全て間取りが違うツインを5室用意している。朝食には郷土食であるなれ鮨や赤蕪の漬物など発酵保存食を主とした食事を提供する。
1階は宿泊者以外でも利用できるカフェとショップ、講堂、テレワークスペース(善徳寺内書院)を備える。カフェでは地域の食材を使ったメニューを民藝の器で楽しめる。
ショップには濱田庄司や芹沢銈介、安川慶一ら民藝巨匠の作品から全国の民藝産地の器や杜人舎セレクトの物産品などを取り揃える。客室・館内には美術館のように世界各地のさまざまな民藝品が置かれ、その様相はまさに「泊まれる民藝館」となっている。また展示品は一部購入可能。