青森県八戸市では3月17日より、国内最大級とも呼ばれる朝市「館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)」を開始した。
館鼻岸壁朝市は、かつて八戸市湊町の山手通り沿いに露店を並べて開催していた朝市が、2004年に館鼻地区に移転したことで誕生。現在は毎年3月中旬から12月までの毎週日曜日に開催され、全長およそ800mにわたりおよそ300の店が立ち並ぶ国内でも最大級の朝市となっている。毎週およそ2万5000人もの人が訪れ、そのおよそ3割がインバウンドを含む観光客となっている市内有数の観光スポットでもある。
野菜や果物などの農産物が売られているだけでなく、八戸の鮮魚や干物などの魚介類はもちろん、新鮮な野菜や果物、多彩なお惣菜、淹れたてのコーヒーにスイーツ、パン、刃物や骨董品など、多種多様な食品や品物が販売されており、青森、十和田、田子、むつ、岩手県北からの出店もあるバラエティー豊かな朝市となっている。また、八戸郷土料理のせんべい汁やラーメン、そば、うどん等のイートインが多いのも同朝市の特徴だという。
今年は、10月19日・20日に「全国朝市サミット」の26回目が八戸で開催される。全国朝市サミットは、北海道から九州まで14の朝市団体が集まり、朝市の情報発信と各朝市の課題等について話し合うことで、各地域の朝市活性化及び地域振興を目指すもの。日曜日にあたるサミットの2日目は館鼻岸壁での大規模な朝市も予定(館鼻岸壁での朝市は、この日のみ)。館鼻岸壁で通常出店しているおよそ300の店舗に加え、全国朝市サミット協議会の構成団体も出店するという。
DATA
開催期間:3月17日~12月(毎週日曜日)
※5月19日は八戸うみねこマラソン全国大会のため休み
※臨時朝市開催日(予定)
5月3日、8月13日、12月30日
開催時間: 夜明け~9時頃
開催場所: 青森県八戸市新湊3丁目 館鼻岸壁