石神の丘美術館では4月20日より、企画ギャラリー「COLLECTION+ VOL.1 まなざしのあいのり」を開催する。
同館コレクション(収蔵品)とゲストアーティストの作品をあわせて紹介するシリーズ企画を開始。
初回となる本展では、同館コレクションより、30点からなる組写真、田村淳一郎「昭和の農村」をとりあげ、ゲストアーティストに増子博子氏(ますこ ひろこ/1982年宮城県生まれ、栃木県在住)を迎える。
増子博子氏はさまざまな土地に暮らしながら、そこで出合ったもの、その土地に積み重なった事柄をほぐし、そこから得たことを養分とするように作品を制作している。2020年から2023年にかけては、岩手県葛巻町に暮らし、そこで上高山兼太郎(1926-1988)の木彫り熊と出合い、東北で生まれた木彫り熊の調査・研究の深まりが作品制作へとつながってきたという。
「COLLECTION+(コレクションプラス)」と名付けられたシリーズ企画の第1弾。同館は、作品を通じて昭和の岩手県北の暮らしや文化、それぞれの土地や人に堆積したものを見つめなおす機会になればとしている。
DATA
開催日程:4月20日~6月2日
開館時間:9時~17時(最終入場16時30分)
休館日:4月22日、5月7日、13日、20日、27日
観覧料金:
館内企画ギャラリーのみ 一般300円/高校生以下無料
※野外展示エリア〈花とアートの森〉共通観覧券 一般700円/高校生以下無料
・中学生・高校生は学生証を提示
・20名以上の団体は2割引
・75歳以上は5割引(年齢がわかるものを提示)
・障がい者手帳の交付を受けている人(ミライロの提示も可)は無料、介助者1名は5割引