星野リゾートは7月6日、北海道函館市に「OMO5函館 by 星野リゾート」を開業する。
函館は三方を海に囲まれ豊富な漁場を持つことから四季を通じて新鮮な海の幸に恵まれ、江戸時代末期に開港し日本で最初の国際貿易港として発展した長い歴史から、現在も数多く残る歴史的建造物と異国情緒を感じる街並みがある。函館山から眺める夜景は「100万ドルの美しさ」とも称され、人々に愛され続ける観光地だが、市民に愛され続けて70年の「はこだて自由市場」や、市内に点在する歴史的名所、夜景と共に賑わう屋台村などは、まだまだ知られていない魅力で溢れているという。
「OMO(おも)」は星野リゾートが全国に展開する、街をこよなく愛するスタッフが地域の人々と仕掛ける新感覚の「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。OMO5函館ではコンセプトを「百二十%ハコダテ」とし、函館ならではの海鮮や函館山の夜景、歴史ある街並みとディープな近所の魅力をまるごと楽しみつくすような、これまでにない宿泊体験を提案するという。
ホテルと街がシームレスに繋がる仕掛けが詰まったパブリックスペース「OMOベース」は、日中からナイトタイムまでシーンを問わずに利用できる。OMOベース内にある「OMOカフェ&バル」は、海鮮出汁を贅沢に使った「HAKODATEチャウダー」や、チーズを使った北海道ならではの「〆パフェ」も用意し、カフェタイムからバータイムまで、シーンを問わずカジュアルに使える。温泉入浴後にくつろぐ湯上り処、屋外テラスには函館の海を彩る漁火(いさりび)をイメージした空間とファイヤープレイスなどがあり、函館観光を楽しくする仕掛けが満載。
ご近所アクティビティー「なまら満足!朝の自由市場 専門店めぐり」では、ホテルスタッフ「ご近所ガイドOMOレンジャー」が、はこだて自由市場を案内。自由市場には鮮魚店や青果店などおよそ40軒が立ち並び、「市民の台所」として地元の人でいつも賑わっている。また、魚種ごとの専門店が多いことも特徴で、品質の高さは折り紙付き。地元の料理人が仕入れに来る「プロ御用達の市場」としても知られている。
OMOベース内にある「ご近所マップ」では、ご近所ガイドOMOレンジャーが、ガイドブックには載っていないご近所の情報を集めて紹介。函館市内のランドマークや、店のおすすめメニューなどを見て、さらに街歩きを楽しめる。
市内の観光地を周遊する「函館ぐるぐるフリーバス」は、OMO5函館の宿泊者限定の無料周遊バス。OMO5函館を起点とし、およそ1時間ごとに周遊し、はこだて自由市場からベイエリア、元町公園、函館山ロープウェイ、そして五稜郭をつなぐルートで、乗車時間を組み合わせることですべてのスポットを巡ることができる。
客室は12タイプ・全245室。全室、靴を脱いで、リラックスして過ごすことができる。函館の街にとけこむように滞在できるコンセプトルームには、函館山に上るロープウェイのウォールアート、そしてその先には函館の夜景が描かれたベッドボートを設けているほか、海色のソファに函館の温かみある街灯りを感じるクッション、レンガ調のカーペットが配され、部屋にいながら街歩きをしているような気分を味わえる。また、キッチン付の「OMOハウス」では、地元のグルメを買って部屋で楽しめる。
「OMOダイニング」の中心には五稜郭をイメージしたデザインのライブキッチンがあり、海鮮ファイブスターズと称した、海鮮丼、炙り焼き、潮ラーメン、寿司、烏賊飯を用意。また、宿泊者専用大浴場は源泉かけ流しの温泉(泉質:ナトリウム塩化物強塩泉)。湯上り後はOMOベースで湯上りドリンクを飲みながら、開放的な空間で湯涼みできる。
DATA
所在地 :北海道函館市若松町24番1
宿泊料金:1泊3万1000円~(1室あたり、税込、朝食あり、入湯税別)
施設 :客室、OMOベース(OMOカフェ&バル、ご近所マップ、フリースペース、ショップ、
屋外テラス)、ワークルーム、ランドリー、温泉、ロッカー、OMOダイニングなど
客室数 :245室(地上3階~13階)
アクセス:函館駅(JR函館本線)より徒歩5分
開業日 :7月6日
電話 :050-3134-8095(OMO予約センター)