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温泉街を舞台に再生に向けた取り組み「廃墟再生マルシェ2024」9月22日・23日開催

2024年9月13日 12:00 更新

群馬・水上温泉にて9月22日・23日、「廃墟再生マルシェ2024」が開催される。

東京大学大学院都市デザイン研究室が主催するイベントで、今回で第3回目の開催となる。温泉街の活性化に関わる東京大学大学院の学生たちを中心に、地元住民や飲食店主、老舗旅館のスタッフも一体になって内装の解体・瓦礫の撤去・空間づくりの取り組み。マルシェ当日は町内外から過去最大のおよそ36店舗が出店を予定しており、みなかみの飲食・体験・ものづくりを温泉街の多様な表情の空間をめぐりながら楽しめるという。

今回はすでに再生した廃墟からこれから再生予定の廃墟まで、「こうえん」「はしづめ」「まちかど」「うらろじ」と名付けられた4つの会場で開催。「こうえん」にはかつてホテルのランドリー工場として稼働していた倉庫建築を活用したミニマーケット、「はしづめ」には谷川岳と利根川を見通すカウンター席、「まちかど」では地元の方々から愛されていたというアイスクリームショップをカフェギャラリーとなり、「うらろじ」では旧ひがき寮が自然に寄り添うものづくりをテーマとした“まるごとアトリエ”に変身する。

“飲食・体験・ものづくり”をコンセプトとした出店では、利根川源流の恵みを活かしたコーヒーや温泉街で醸造したクラフトビール、地産地消のホーリーバジルティーなどに加え、関東を中心に銭湯やローソンなどで展開している「イヨシコーラ」がみなかみ町の水とヒノキのフレーバーウォーターをブランドした試作品を持って出店予定（22日のみ）。環境にやさしいクラフト製品やプログラムも並び、アップサイクルやプラスチックフリーの雑貨販売、ハギレや廃糸をつかった織り体験、太陽の光を使って青写真をつくる“サイアノタイプ”などの各種体験型ワークショップも開催。