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図鑑浮世絵「ものづくし絵」で知る当時の盆栽の楽しみ方 「ウキヨエ植物大図鑑~『盆栽づくし』を楽しみつくす!」大宮盆栽美術館にて10月30日まで開催中

さいたま市大宮盆栽美術館は10月30日まで、特別展「ウキヨエ植物大図鑑~『盆栽づくし』を楽しみつくす!」を開催中。

江戸時代の園芸文化の流行を背景として「植木づくし」や「鉢植えづくし」と題された鉢植え植物のものづくし絵を取り上げる特別展。浮世絵版画の分類のひとつ「おもちゃ絵」の「ものづくし絵」と呼ばれる一群は、ある題材をテーマに多くの種類を描き集めて図鑑のように一覧にした主に子ども向けの版画。鳥や動物の種類を集めた「鳥づくし」や「獣づくし」などのほか、植木や鉢植えの版画も数多く作られた。鉢植えの傍らには植物名を記載する図が多く、楽しみながら絵を見て植物も文字も学ぶことができる。

左:歌川芳藤「草花植木づくし」安政5年(1858)2月、個人蔵(後期)
右:歌川芳藤「しん板うゑ木づくし」 明治12年(1879)8月29日 個人蔵(前期)

今回の特別展では、個人収集家の所蔵品を中心に、調査の結果明らかとなったおよそ130種、総点数1416点におよぶ鉢植えが描かれたものづくし絵をメインに、「ふ(富)」からはじまるおめでたい鉢植えを描いた「有卦絵(うけえ)」も取り上げる。

DATA

会期:9月21日~10月30日
 前期:9月21日~10月9日
 後期:10月12日~10月30日
 ※前期と後期で全点展示替えされる
休館日:木曜日
休室日:10月11日
開館時間:9時~16時30分(入館は16時まで)
観覧料:一般 310円(200円)/高大生・65歳以上 150円(100円)/小中学生 100円(50円)
 ※()内は20名以上の団体料金
会場:さいたま市大宮盆栽美術館 企画展示室(さいたま市北区土呂町2丁目24−3)

旅行などでお越しの際には、居住地並びに行先の地域の自治体が求める要請内容、国の新型コロナウイルス感染症対策サイト等を必ずご確認ください。
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