青森県八戸市の八戸ブックセンターにて、「はしもとみお巡回展 いきものたちの物語 2024-2025」を5月11日まで開催している。
彫刻家のはしもとみお氏は、阪神淡路大震災を経験したことをきっかけに、動物たちの生きた証を残すため、彫刻の道を選んだ。今回の展示では、彼女が手がけた絵本の原画や、木彫りの彫刻が紹介される。
絵本「トゲトゲ」は、大学時代に生まれた作品で、大切な友人の言葉をきっかけに誕生した。20年を経て、2023年にすべての絵を描き下ろし、新たに刊行されている。「おもいででいっぱいになったら」は、実話をもとにした作品で、震災後の思い出や、保護した猫のトムくんとの日々を綴ったものだ。
本展では、これらの絵本の原画に加え、猫のトムくんの彫刻や、内田麟太郎氏との共作「ともだちのなまえ」に登場する彫刻と背景画、「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」の見本彫刻、「きみがいるから」の原画なども展示される。
DATA
はしもとみお巡回展 いきものたちの物語 2024-2025
会場:八戸ブックセンター ギャラリー
期間:5月11日まで
休館日:毎週火曜(祝日の場合その翌日)
時間:10時~20時(日曜・祝日は10時~19時)
住所:青森県八戸市大字六日町16番地2 Garden Terrace 1階
料金:無料
TEL:0178-20-8368