
もりおか歴史文化館は、テーマ展「干支コレクション -午-」を2026年2月16日まで開催している。
同館が所蔵する資料の中から、2026年の干支である「午」が登場する作品をまとめて紹介する内容になっている。
盛岡で馬といえば、色鮮やかな装束をまとった馬が行進する「チャグチャグ馬コ」が知られている。毎年6月第2土曜日に、岩手県滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮まで進むこの行事は、農耕馬の無病息災と五穀豊穣を願う習わしが起源とされる。
地域では古くから馬が身近な存在で、平安末期には奥州藤原氏が当地域で育てた駿馬を献上していたことが資料からわかる。

本展では「馬を愛で、祈る」「馬を知り、育てる」「馬と南部家」の3つのテーマを設け、馬にまつわるさまざまな資料を並べている。
「盂蘭盆門火乗図」「御旧領名所図巻」などの歴史資料のほか、松橋宗明が制作した鋳鉄製の灰皿「蝋型一馬灰皿」なども展示され、南部家ゆかりの馬の逸話や、盛岡藩の馬産文化の一端をうかがえる内容になっている。
DATA
テーマ展「干支コレクション -午-」
会場:もりおか歴史文化館 2階歴史常設展示室・テーマ展示室
期間:2026年2月16日まで
休館日:毎月第3火曜日(祝・休日の場合は翌日)、年末年始(12月31日~2026年1月1日)
時間:9時~19時(入場受付は18時30分まで)
住所:岩手県盛岡市内丸1番50号
料金:一般300円、高校生200円、小・中学生100円
※盛岡市内在住で65歳以上の人、小・中学生のうち盛岡市在住・就学の人は無料
※障がいを持つ人やその介護をする人(障がい者1人につき1人まで)は無料
TEL:019-681-2100






























