
気づけばもう11月も終わり。カレンダーも残り一枚なんて、なんだかソワソワしちゃいますよね〜! 毎年バタバタと過ぎていく年末ですが、「来年こそは、もっと良い年にしたい!」なんて思ってます。そんなわけで、今のうちに来年の幸運を呼び込む準備を!
さいたま市大宮の冬の風物詩「十日市(とおかまち)」は、福をかき集める縁起物の「熊手」を求める人々で賑わう、酉の市のような賑わいを見せる伝統行事。境内を埋め尽くすきらびやかな熊手と、威勢のいいかけ声が、訪れる人々を迎えてくれます。
今回は、そんな来年の幸運を力強くかき集める、さいたま市の伝統行事をご紹介します!

大宮の師走の風物詩「十日市」
毎年12月10日に武蔵一宮氷川神社にて、師走の風物詩として親しまれる「十日市(とおかまち)」が開催されます。
この市は、氷川神社の神事「大湯祭(だいとうさい)」に合わせて行われる伝統的な熊手市です。境内から参道にかけて、商売繁盛を願う縁起物の熊手や美味しい食べ物を商う露店が約300店も軒を連ね、福を望む多くの人々で夜遅くまで賑わい、活気に満ちあふれます。

十日市の大きな魅力!
活気ある雰囲気と伝統的な光景の十日市ですが、その見どころは大きく3つあります。
1. 威勢の良い「手締め」
熊手の商談がまとまると「よぉ〜っ!」という威勢の良い掛け声とともに、独特なリズムで手拍子が行われます。これは単なる取引完了の合図ではなく、神様への感謝を表し、その年の商売繁盛を願う儀式的な意味合いを持っているんですって。会場中に響き渡るこの活気ある手締めの音を聞くだけで、年末のお祭り気分を存分に味わえますよ。
2. 多種多様な「縁起熊手」
宝船や大黒様、おかめ、千両箱、米俵などで華やかに飾られた熊手がずらり。サイズは多様で、小さなものから、家宝にするような巨大なものまで様々です。一般的には「昨年よりも少し大きいもの」を買うと、より福を掻き集められると言われています。熊手を買ったことがある人は「前より少し大きいもの」を選んでみるのも通な楽しみ方かもしれません。
3. 約300店の露店による圧倒的な賑わい
氷川神社の参道を中心に、境内や参道周辺に多数の露店が立ち並びます。お祭りって、露店の出店の間を歩くだけでテンション上がりますよねー♪
熊手店はもちろん、お祭りグルメを楽しむ人々でごった返し、お祭りならではの活気に満ちています。江戸時代から続く伝統的なお祭りのため、現代的なイベントとは一味違う、古き良き日本の年末の風情を感じることができます。
大宮の十日市は、熊手の美しさや三本締めの音、そして人々の熱気と活気が一体となった、年末の埼玉を代表する伝統行事です。訪れるだけで、新しい年への活力を得られるはず!
DATA
大宮 十日市
開催期間:令和7年12月10日(水) 10:00〜22:00(※雨天決行)
場所:武蔵一宮氷川神社 境内および参道周辺
住所:さいたま市大宮区高鼻町1-407
アクセス:
・ JR「大宮駅」東口より徒歩約20分
・東武アーバンパークライン(野田線)「北大宮駅」より徒歩約10分
・東武アーバンパークライン(野田線)「大宮公園駅」より徒歩約15分
- イベント専用の駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。






























