
これまでに実際に見た、一番大きな樹って、覚えていますか? その樹の前に立つと、視界が全部樹の幹で覆われて、見上げる首が痛くなって、それでも見上げるのをやめられなくて。小さい頃に見た大樹の記憶。あれはどこで見た樹だったっけ。あの樹は何歳だったんだろう。
会津若松の蚕養国神社に祀られる樹齢千年の桜の樹の下で、春を告げる祭事が行われます。それが「桜花祭・春季大祭」。
千年桜なんて聞くと、その歴史に思わず「おおっ」となりますねー。1000年前の1026年といえば、平安時代中期。藤原氏による摂関政治の最盛期です。そんなころから会津の地に根を張っていたんだと考えると、それだけでなんだか神妙な気持ちになります。
でも、ここ会津で開かれる神事はただ厳かなだけじゃありません。この春をお祝いする祭事では、蚕養国神社独自製法の「どぶろく」が振る舞われると聞いて、思わず「さすが酒どころ!」なんて思っちゃいました。今回は、そんな歴史深い町が守ってきた特別な祭事をご案内します。
千年桜の下、春を告げる祭事
2026年4月19日の福島県会津若松市、蚕養国神社(こがいくにじんじゃ)にて「桜花祭・春季大祭」が開催されます。本イベントは会津若松の春の訪れを祝うとともに、養蚕の発展と五穀豊穣を祈る歴史ある神事です。蚕養國神社は、その名の通り、養蚕の始まりに関連する神社として、古くから信仰され1000年以上の歴史を持つ神社。その境内の樹齢千年の御神木「峰張櫻」のもとで、拝殿での養蚕と五穀豊穣を祈る神事や、神楽殿での演舞奉納、伝統のどぶろく振る舞いなどが予定されています。
境内に祀られている千年桜「峰張桜(みねはりざくら)」は、樹齢1000年を超えるといわれる会津若松市指定の天然記念物。この圧倒的な存在感の桜が咲き誇る中で神事が行われる様子は、まさに時が止まったかのような美しさです。
「お酒といえば会津」という期待を裏切らないのが、このお祭りの粋なところ。3月から仕込まれた神社独自のどぶろくが、参拝者にも振る舞われます。歴史を味わう特別な一杯になりそうです。丁寧な仕込みの様子も蚕養国神社のインスタグラムから確認できますよ。
さらに神楽殿では、芸妓さんたちによる演舞が奉納されます。華やかな衣装と舞が、境内の桜をより一層引き立てます。
桜の下の神事や、どぶろくの振る舞いなど、歴史ある会津若松の春の特等席があなたを待っています。あとここだけのお話ですが、実は蚕養国神社の御朱印が可愛いのも小さなおすすめポイントです。ご利益の深い旅先の思い出にもおすすめですよ!
DATA
桜花祭・春季大祭
開催日時:2026年4月19日11時~
会場:蚕養国神社
住所:会津若松市蚕養町2-1




































